第六章 正義の在り処編
第百九十話 『ライダーとの戦い、そして……』
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ジグルドがクーデターを起こした時間帯にシホ達はサーヴァントの力を使えるカードで文字通り変身したライダーと名乗る女性と約100体くらいはいるであろうキリングドールを相手取っていた。
ギンガとネロがキリングドールの殲滅作業を行っていた。
だが、ネロはともかくギンガはキリングドールと戦うのは今回が初めてでありどう戦うかはその都度ネロに話しかけていた。
「ネロさん、キリングドールの対処の仕方を教えてください!」
「うむ、任された!」
それで複数いるキリングドールを横薙ぎに切り裂いた後、ネロはまずキリングドールの性能をギンガに教えた。
「聞くのだ、ギンガ。キリングドールは実弾を使用した銃と実大剣を使用してくる。
この魔導の栄えている世界では異様な兵装だ。
だから防御魔法になるべく頼らず回避に専念するのだ。当たったら痛いどころでは済まないからな」
「わかりました!」
それでギンガはウィングロードを展開して回避に専念している。
そこにネロはさらに助言をする。
「ギンガ! キリングドールは魔力の防御も使用しているが、その実は装甲はかなりの数を量産している割に脆い! よってギンガもスバルと同じく戦闘機人モードの『振動破砕』で木端微塵にしてやるのだ!!」
「えっ! 使ってよろしいのでしょうか……?」
「おうともよ。相手は命など無きに等しき機械の塊だ。情けなど無用だ!」
「わ、わかりました……IS、発動!」
その瞬間、ギンガの瞳が金色に変わり左手のリボルバーナックルに異様な力が宿る。
そしてギンガは勢いのままに一体のキリングドールの懐に飛び込んでいく。
途中、銃弾が飛んでくるがそれは間一髪のところで避けていき、ついにはキリングドールの懐に入り込んだ。
そして、
「喰らいなさい! はっ!」
ギンガの拳は見事キリングドールの胸に突き刺さり内部振動を発生させてキリングドールは機能を停止するどころか爆散してしまった。
ギンガはその勢いを殺さずに立て続けに足にも力を宿し近くにいた数体のキリングドールを思いっきり蹴り飛ばす。
次々と破壊していくキリングドールの光景にネロ自身も切り裂きながらも感心した表情で見ていた。
「さすがギンガだ。スバル以上の動きをしているな。余もうかうかしていられないな!」
そう言ってネロもまた切り込んでいく。
この二人はまるで戦場の中を踊っているかのように破壊し続けている。
そう、ロンドのように。
二人が強いのか、あるいはキリングドールが弱いのか………おそらく両方なのだろう。
今のところ、ガジェット並の脅威は感じさせないキリングドールだった。
………まぁ、旧ベルカ時代から存在した兵器と比べれば圧倒的にキリングドールは弱いのだろう。
経験値もあまり積んでいないから動きが
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