アメリカ軍特務部隊襲撃
[3/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
「ダメだ。この作戦は電脳ダイブでのシステム侵入者排除を絶対とする。異論は聞いていない。イヤならば、辞退するがいい」
よっぽど見せたくないものがあるのか、単純にハードをいじるのが手間なのか…。
「い、いや、別にイヤとは…」
「ただ、ちょっと驚いただけで…」
「で、できるよね。ラウラ?」
「あ、ああ。そうだな」
「ベストを尽くします…」
「や、やるからには、成功させてみせましょう」
「よし、それでは電脳ダイブを始まるため、各人はアクセスルームへ移動。作戦を開始する!」
そうして6人はオペレーションルームを出ていった。
「さて、お前たちには先ほど坂上の言っていた敵の迎撃に出てもらう」
「防衛戦か…。柄じゃないんだがな」
「なんだ?お前らしくもない」
織斑先生が言う。
「単純に護衛とかが得意じゃないんですよ。それに今回は不殺を強いられるんでしょう?これがサーチアンドデストロイなら楽なんですがね…」
「そういうことか。なら無理に不殺を貫けとは言わん。ただ、生徒はちゃんと守れよ」
「了解しました」
これで幾分楽にはなったか。
「お前たち2人も同じく生徒を守ればいい。敵の生死は問わん」
こうして防衛戦が始まった。
屋外へ出た俺は索敵を開始する。
無論、広大な面積を誇るIS学園の敷地内に潜む2個中隊規模の敵を探すのは容易ではない。
ビームスマートガンを取り出し、レドームで索敵するも、やはり感知できない。兼次みたいにニュータイプ能力があればな…
学園上空を旋回しながら索敵を続けると、何か光るものが見えた。
レドームで拡大して見てみると、どうやら侵入者がナイフを落とした瞬間に刃に光が反射したみたいだ。
やっと見つけた。
スラスターを吹かして侵入者に突撃する。そして侵入者が反応する前にビームサーベルでまとめて2人を切り裂く。灼熱の粒子の刃が断面を蒸発させながら肉体を真っ二つにする。周囲には肉が焼ける臭いが漂ってきた。
「「「「うおおおぉぉぉ」」」」
見方の死に混乱した敵は持っていたマシンガンを乱射してくる。だが絶対防御をもつISに歩兵用のマシンガンが通るはずもなく、装甲に弾かれ跳弾した。
「目障りだ」
ビームライフルで1人ずつ撃ち殺す。6発撃ち終えた時、そこには胸から上が蒸発した焼死体と肉が焼ける臭いだけが残った。
こいつらは10人で動いていた。つまり分隊で動いているってことか?それにしても2個小隊なら60〜160くらい…。あと最低でも50人はいる計算になるな。
索敵を続けよう。だがその前に…
「こちら黒鉄、敵1個分隊を殲滅した」
―――――――――――――――――
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ