九話
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「それで、カカシ先生、この再不斬どうしますか?」
私達の前には先ほどの戦いに敗れ捕虜となっている桃地再不斬がいる
「霧隠れの里にあとで引き渡すさ」
今までいなかったお面をつけた忍が現れた
「私は霧隠れの者です、桃地再不斬を回収してよろしいです?」
「ああ、構わん」
「ありがとうございます」
その霧隠れの忍は再不斬を連れこの場を後にした
「よし、俺達も行くぞ」
「ああ」
「はい」
「おう」
「……」
サスケ、サクラ、ナルトは返事をするがタマからの反応がない
「どうしたタマ?」
「……」
反応がないタマの体が前に倒れる
「おい、タマどうした!」
「意識を失ってるだけです」
タマをカカシが背負いタズナの家に向かった
◇
私は布団の中で目を覚ました
「…おはよう、タマ」
「先生、ここ、どこですか?」
「ああ、タズナさんの家だよ」
「どの位寝てました?」
「次の朝までだ」
時間にしては十時間そこらですか
「見ていてくれたんですか?」
「今朝からな昨日は3人のローテで看病させていたよ」
「そうですか、三人はどこですか?」
「三人なら『木登りの業』をやらせているよ」
あれですか、サクラなら簡単にできそうだけどあの二人はな〜
「なら、私もそっちに行きます」
「ダメだ、お前は1日休め」
「大丈夫です、チャクラの使用量がいつもより多かっただけですから、大丈夫てす」
修行時でも今回の使用量より少ない、多すぎるともたまったもんじゃないですね
「ダメだ、お前にはタズナさんの護衛を任せる」
「それなら、この家に三つほど結界を貼ればいいでしょう」
本音は信用できない奴の護衛はしたくないだ修行に行きたいのはナルトの修行をしたいからです
「外にでたらどうするのだ?」
「それは無意識結界を貼れば問題ありません」
無意識結界……無意識による絶対防御、発信機代わりにもなるので便利
「行くのは許可するがお前にもさせるからな?」
「わかってます」
私はこの家に多重結界、敵意妨害結界、反射結界を貼り、タズナには無意識結界を貼って修行場に向かった
続く
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