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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
EpisodeV:
Usus, magnus vitae magister, multa docet
Epico1イリシアの耳に説教
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ってルシル君に抱きつこうとしたシャルちゃんやったけど、「これでお前もアースラスタッフではなくなったんだな」ってシグナムがそう言うと、「・・・あ、うん。今日でアースラから卒・業♪」シャルちゃんはちょう寂しげな表情を浮かべた後、それを払うかのようにもう1度笑顔を浮かべ直した。
「この青制服とも今日でお別れ・・・」
「やっぱり寂しい・・・?」
「そりゃね。1年ちょっとだけしか着てなかったけど、なのは達やはやて達と出会った時に着ていた思い出深い制服だから」
アリシアちゃんにそう答えたシャルちゃん。しんみりする中、「その寂しさも、すぐに変わるんじゃないか?」ってルシル君が微笑んだ。わたしも「そうやな。これからは寂しいって思っておられへんほどに忙しなるよ」って続く。学校生活に加えて特別技能捜査課員としての仕事もあるからな。寂しいなんて言っておれへんはずや。
「・・・うんっ、そうだね! あと数日でわたし達は、なのは達と同じ学校に通うことが出来る! 絶対に楽しいに決まってる!!」
グッと握り拳を作って力説したシャルちゃんが、「は〜やっく来〜ないっかな〜♪ 編入日〜♪」口ずさみながらスキップしてわたしらの先頭に躍り出ると、「ほら、早く帰ろう!」そのまま第零技術部に着くまでスキップを続けた。
そんなシャルちゃんに続いて廊下を進んで、第零技術部へと到着したわたしら。ZEROって描かれたスライドドア横の壁に設けられた操作キーに触れたシャルちゃんが「イリスとアリシア、八神家で〜す♪」そう名乗る。すると、『いま開けますね〜』間延びした口調での返答が。
「今日はクアットロ居るんだ、珍しい」
「そうやなぁ。クアットロさんってまず居らへんもんなぁ」
第零技術部の主、ドクター・ジェイル・スカリエッティさんの娘シスターズは、一応は第零技術部専属の局員やけど、出向・協力要請に応じることもある。特に多いのがクアットロさんや。
「いらっしゃ〜い。トランスポーターのご利用かしら〜♪ 使わせてもらえるように連絡しますねぇ〜♪」
管理局の白制服の上にケープマントを羽織ったクアットロさんが応接室のソファに座って、のんびりお茶を嗜んでた。アリシアちゃんが「クアットロ、今日は珍しいね」って、ドクターと連絡を取ってくれてるクアットロさんにそう声を掛けた。
「たまにはドクターの側でゆっくりしたいもの。教官としての仕事も、それなりに楽しんではいますけどぉ」
クアットロさんは、情報操作や作戦指揮に電子戦といった方向では優秀な局員さんで、よう教育隊の方へと出向して未来の指揮官候補生を教育してる。
「あ、ウーノ姉様? イリスちゃん達がトランスポーターを使わせてほしいとのことですけどぉ・・・」
『判ったわ。ドクターも私も手が離せないから
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