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転生とらぶる
マブラヴ
0829話
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で、ゲートが存在するのはオーストラリア。……死体をどうやて運ぶかというのは、大きな問題よ」

 俺とスレイの話を聞いていたレモンがそう告げるが、それに言葉を返したのはマリューだった。

「別に取引相手をオーストラリアだけにする理由もないのなら、取引を希望する相手に持ってきて貰えばいいんじゃない? コンテナ船の類で持ってきて貰って、それを私達が引き取ってホワイトスターへ。その後、BETAの死体を持ってきた人達はキブツで生み出された資源を持っていく、といったように」

 なるほど、それなら可能だが……
 視線を外交担当のエザリアに向けて尋ねる。

「外交担当としてはどうだ? 可能か?」
「そう、ね。オーストラリアの方が承諾するのなら可能だと思うわ。向こうにしても、偶然とは言っても私達と縁が出来たのを最大限に利用したいと思う筈よ。向こうとしては、極力私達と他の国との接触はして欲しくないでしょうから……その辺は交渉次第ね。あるいは、この手の話は一旦オーストラリア政府を通すというのがいいかもしれないわ」
「それだと、オーストラリアが利を得すぎるのではないか?」

 コーネリアの言葉に、イザークを含めて他の皆も同様に頷く。
 だが、エザリアはその疑問に小さく肩を竦めてから口を開く。

「確かにそうかもしれないけど、そうでもしないと私達が大変よ? マブラヴ世界にどれだけの国があるのかは分からないけど、その国全てから接触を持たれたりしたら、対応に手が回らなくなるわ。それなら、多少オーストラリアに対しての利が大きくても、窓口を1つに絞った方が効率的よ」

 なるほど。確かにエザリアの言うとおり、窓口をオーストラリアに絞るというのはこっちの手を煩わせないという意味では大きな利益になるだろう。
 多少……多少? まぁ、多少オーストラリアがマブラヴ世界で強い力を持つようになるだろうが、そもそもオーブやら陽光やらミュートス政府やらの件を考えれば、そっちは今更だしな。

「分かった。ならキブツを使った件とオーストラリアを窓口にするというのは賛成だ。反対の者はいるか?」

 その問い掛けに誰も反対の声が上がらないのを確認して、次の議題へと移る。
 ある意味では、恐らくマブラヴ世界で最大の関心事を含むそれ。
 即ち……

「戦術機についてだ」

 その言葉に真っ先に口を開いたのは、ある意味当然ではあるが技術班を率いるレモンだった。

「1997年で人型機動兵器を作り上げたのは驚嘆に値するけど……その能力はどんな感じなの? 当然ある程度の情報は集めてきたんでしょ?」
「ああ。サラマンダーを使って模擬戦をな。その時に感じた事を正直に言えば……シャドウミラーの戦力としては論外だな」
「そんなに?」

 そう尋ねるレモンだが、そ
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