宇宙戦艦ヤマト異伝
無人艦と凍結弾
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の中から補助要員として最適と判断された。
太陽系唯一の《陸戦隊》タナトス戦闘団、仮装巡洋艦の乗組員も脳内情報を提供。
優秀な航宙士達の思考様式、経験値を備える特製作業体が同行する事となった。
航宙宇宙軍の緒方中尉は事故を免れ、膨大な避難民の誘導に尽力。
婚約者の緒方優と共に地球を離れ、土星の衛星タイタン経由で新天地を求めた。
天王星の衛星エリヌス開発に携わり、ジャムナ誕生後に他の星系へ移住。
プロクシマ星系の第一惑星ケイロン定住後、緒方中尉の娘は銀河系進出に多大な役割を果たした。
掃海艇に警告を送信した《K》と異なり、人工培養の作業体《サイボーグ》が無人艦に搭乗。
万一の事態に備え通称オグ隊長以下12名が艦外活動、補修作業の準備を整えている。
戦闘管理システム開発は航宙宇宙軍、外惑星連合軍が全面的に協力。
妨害電波に満たされた宇宙空間で、効果が実証された。
オルカ・キラー戦隊、指揮母艦と戦闘艇の連係攻撃は瞬く間に数百隻の敵艦を撃破。
精神感応能力《テレパシー》としか思えぬ意思疎通能力、阿吽の《呼吸》を見せ付けた。
ヴァルキリー装備の破壊光線、多重共鳴衝撃波も戦闘宙域を一掃。
三惑星連合軍の有人艦隊に戦力回復、休養に充てる貴重な時間的余裕が与えられた。
無限艦隊は新たな援軍に手を焼き、《ヒュプノ・クリスタル》を投入。
超巨大宇宙要塞オールドマン指揮中枢、ログ・ファンザー大尉の意識を蝕んだ強敵である。
強力な催眠暗示波を操り、生体脳を強制支配する破壊工作員は無人艦隊の天敵。
戦術指揮回路は敵に操られ同士討ち、防衛戦力の激減に至る危険を察知した。
無人艦は戦闘宙域から後退、有人艦隊に通報し後背援護を担当。
月の地下要塞に運び込まれ、効果的な戦術指揮と運用補佐に廻る。
ガミラス艦隊、ガトランティス、地球の連合軍が再び最前線を担った。
有人艦隊と無限艦隊の攻防は互角の展開が続き、数十日間に渡る膠着状態を維持。
徐々に疲労が蓄積され、眼に見えて運動量が落ち始める。
衛軍は焦慮に耐え、希望を棄てずに闘い続けた。
或る異世界に於ける銀河系第一位、エイバアド軍は機械生命の種族を滅ぼしている。
総勢1億の地球軍と戦い、母星と共に姿を消した。
炭素=水素系種族エリダヌ調査団の報告、超映動が終了した其の時。
出席者全員の精神平面に想定外の思考、遠隔心話が響いた。
(ヒンラート博士の思考様式、挑戦の気概を喪わない姿勢を賞賛します。
別働隊が跳航の瞬間、2千万前後の乗組員は超空間に退避させました。
彼等の勇気に敬意を表し、4次元時空連続体に帰還を援けます。
皆様の世界に、祝福を」
荒唐無稽と思われていた仮説が、出席者全員の
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