暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン 〜Hero of the sorrow〜
アインクラッド編
目覚めろ、その魂
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僕は、だいぶ混乱していた。まず、落ちて死んだらその時点で終わりだ。

女性の声が聞こえる。

「腰についているベルトにタッチして!!そうすれば・・・!」

僕はベルトをタッチする。すると

ホッピング on

左足にホッピングが出現する。

「え?」

女性の声が予想していたものと違うらしく、驚きの声を上げる。

そう言ってるうちに、地面。

「フ―――――・・・ッ!!」

「おりゃあ!!」

自分でも妙な掛け声と思う声と共に地面に接触し、再び跳び上がる。

「カナリア!」

女性の声に言う。

「ファイズポインターとアクセルメモリーを出して!早く!!」

「ええ!」

女性の声が、光の球体の形をとり、ベルトをなぞる。

その瞬間、ファイズアクセルが腕に、足へとポインターが出現し、メモリーが手の中に。

メモリーをベルトの挿入口に入れると、

Complete

とベルトと衣服が展開され、胸部の小さいアーマーが展開する。

ファイズアクセルのスタータースイッチを押す。

Start Up

の音声とともに、超加速(アクセル)モードへと移行、圧倒的速さをもって、僕の目的の所まで到達する。

そこには頬に三本のペイントを施した女性が、10体程の怪物に襲われていた。

「あなた、あそこからこれが見えて!?」

カナリアの声。しかし急がねばならない。アクセルモードのタイムが、6秒を切っている。

アクセルフォームは、通常の1000倍の速さで行動ができるという、驚異的な強さを誇る反面、弱点も多い。

アーマーの展開による防御力の低下、さらに待機形態(アイドリングモード)でも35秒、アクセルモードは10秒が変身の限界時間なのだ。

それ以上使用すると、フォトンフレームが崩壊してスーツは破壊され、装着者は大量のフォトンブラッドを直接浴びて消滅、さらに周囲3km四方は空気に触れて劣化したフォトンブラッドによって汚染される。

ポインターを展開、そこから凄まじい数の円錐状の赤い光が放たれる。

「オ・・・アアアアアアアアアアアッ!!」

飛び蹴り、アクセルクリムゾンスマッシュによって怪物たちは全滅、その瞬間、Time Outの音声が聞こえ、アーマーが元に戻る。

爆発を背に、ためしに手を振る。しかし本来の目的を思い出し、女性へと駆け寄る。

「大丈夫ですか?」

女性は腰が抜けて、立てない様子だった。

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