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ひねくれヒーロー
あなたは何処にいるのか
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ゴメンナサ・・・痛っ」



蹴りつけられた



「何だコイツら・・・」「大蛇丸様が瞬殺するだろ、放っとけ」



止めなさい四人衆、ぼそぼそ呟くんじゃありません


分かってるよ、場違いなことぐらい

三代目どころか大蛇丸まで唖然とした表情で見てくるんだからな

違うんですオレはただ四人衆と戦おうと思っていただけなんです、信じてください


「逃げるんじゃコン君!」


叫ぶ三代目

・・・どこから逃げればいいんでしょうか

結界の外で暗部の方々がはらはらしてらっしゃる

・・・あぁ、見覚えがあると思ったら雑用任務で知りあった小隊じゃないですか

お久しぶりです

あいさつも兼ねて暗部方にお辞儀する



「霧隠れの鬼人が・・・どうしてこんな所にいるのかしら・・・邪魔しないでもらえる?」



ねっとりとした執念深そうな声が響き渡る



「はっ・・・俺だって来たくて来たわけじゃねえ・・・って信じられないだろうなぁ・・・」


懐から短刀を取り出し構える再不斬

よし、巻き込み作戦は成功だな


「だからといってお前に協力なんざしねえぞ」


・・・作戦失敗



「出来れば、そっちのか弱いおチビさんと一緒に下がって貰いたいわねぇ・・・」


言うが早いが口寄せの蛇がオレに襲いかかる

クナイを盾にしようとした瞬間、再不斬が蛇を叩き斬った


「断る
 木の葉に義理はねえが、こいつが師匠共々世話になったと五月蠅いんだ
 ・・・あと、テメェがムカつく」


「死にたいのかしら・・・?」


「こっちのセリフだ」


両者睨みあう

その隙に大蛇丸の拘束から逃れた三代目がオレに近づく

大蛇丸と再不斬の斬り合いの音が高く鳴り響く


「何故ここに来た!?御主がおっても何も出来んのだぞ!?」


その通りだ

そもそも結界内にまで乱入するつもりはなかった

だがオレはここにいる

それなら、オレの出来る限りのことをするべきだ


「オレは、仙人に伝言を確かに伝えた!だから来た!」


見せてやる

オレも、自来也のジジイもただ見てるだけじゃないって

祈るだけの存在じゃないってことを見せてやる

イカリに作ってもらった特別な口寄せ用巻物を懐から取り出し、三代目に渡す


「大蛇丸が口寄せできるんなら、この場にいるオレ達も口寄せが使えなきゃおかしい
 三代目も使うつもりだったんでしょ!?ならまずはこいつを使って!」


オレに口寄せするだけのチャクラはない

これは誰かに口寄せをしてもらうためだけに用意した巻物

オレの叫びを
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