暁 〜小説投稿サイト〜
ひねくれヒーロー
あなたは何処にいるのか
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力の暴走だ・・・
 尾獣の残りかすがそれに共鳴してやがる・・・」


腹を抑えたまま立ち上がる

もうすぐ、木の葉崩しが起こる・・・


「なるほど、この感覚の正体は尾獣のチャクラか」


「ちっ・・・面倒事に巻き込まれる前にオレは行くぜ・・・」


戦闘狂の癖に戦いたがらないとは珍しい

上手くいけば三代目とも戦えるかもしれないのにな

立ち去ろうとする再不斬の手を握る


「・・・オレが戦いたいのは人間だ
 獣と戦うつもりはねえ」


ゆっくり振り向いて、そういった

・・・なら、獣になり損ねたオレはなんなんだ

頭を振って控室の外へ出る




白い、羽が舞い散っている





「ガキ、しっかりしやがれ」





背中を押され、幻術が解除されたことを知る

危ない、また幻術にはまるところだった

幻術対策しないと駄目だな


里の方で何者かに口寄せされた大蛇が見える


「里はオレが行こう、コン、自来也先生は・・・」


ペインが六道を引き連れ呼びかけた


「このまま来ないようならあとで引っぱたく!」


あの我が儘仙人が!と吐き捨ててみると苦笑された

オレが言えたセリフじゃないけどな


「・・・伝えよう」


そのまま瞬身の術で遠ざかっていく


このままだと、あんたの先生は死んじゃうんだぞ自来也

そう教えたよな

なのに、どうして何もしないんだ


先生が・・・死んだら悲しいじゃないか


オレは、そんなの嫌だぞ


シナイ先生が死ぬのは嫌だ

・・・自来也先生が死ぬのもいやだ


だから、自来也の先生が死ぬのもいやだ


死ぬのは怖いじゃないか

生きたいって誰だって思うだろ

なら、覚悟しなきゃ

死なせないって、覚悟しなきゃ、変われない




木の葉の暗部と砂の忍びが飛び上がるのを発見、あっちか!

踵を返そうとしていた再不斬の服を引っ掴んで止めた後、急いで印を組んだ


「!おい、ガキ・・・!」


服を引っ掴んで雷球に足をかけ、オレは飛んだ


目指すは物見やぐら、結界を作る四人のうち誰か1人でもいい

そいつに一太刀浴びせる、そいつを倒せばあとは暗部が、先生がなんとかしてくれる

保険に再不斬もいるんだ、きっと・・・大丈夫!




そう思って、飛んだんだけどなぁ・・・




結界が張られるギリギリ前で侵入するって・・・ありなのか


妙な沈黙が結界内に染み渡る

・・・目線が、痛い



「おい・・・餓鬼・・・」


「後悔してます
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