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ひねくれヒーロー
あなたは何処にいるのか
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先生のみならずお前にまで言われちゃ気にもするさ


「・・・自分で緩急つけられるのか?」


・・・直線で加速するだけだからなぁ・・・


「・・・しゅ、修行次第?」


「・・・退避用だな、あんまり手の内見せるなよ」


む、そういう使い方か

オレてっきりこのスピードで近づいて暗殺するものかと思ってた

でも退避用だと考えたら納得、チャクラ少なくて済むのも良いな

瞬身の術だとチャクラ使いすぎるからな

やっぱり速さは自分自身で磨かなきゃだめか

溜息をつくと同時に吐血するが気にせず乱暴に拭いとった


「お前、中忍試験どうした」

「ん、あと一時間で開会式だよ」

「早く行けよ」

「一遍行ったけど準備の人以外来てなかった」


・・・木の葉ってなんでこんなに時間にルーズなのか


その後再不斬におぶってもらって宿に戻る

ペインが焼き芋を両手に抱えて戻っていたので少しだけもらった

芋うま


「しかし楽しみだなぁ中忍試験・・・ナルトも出るんだろう?」


ペインがニコニコと笑いながら尋ねる

そうか、この一カ月で自来也と一緒に修行みてたんだっけ

可愛い弟弟子の活躍に期待してるんだな


「でも対戦相手が天才と誉れ高い日向一族の子だからね
 勝てないんじゃない?」


ナルトが勝つんだけど、でも、負けるとそう思うのが普通なんだよな


「ナルトは強い子だよ!きっと大丈夫さ」


お前は親か

笑ったペインの口元に焼き芋のカスがくっついていたが、指摘せずに試験会場へ向かった

道中幼女に笑われようやく気付いたペインに怒られた

怒る前にカスを取れ、怒られてる気がしねえよ







焼き芋を食べたのが悪かったのか、三代目の開会宣言のあと体調を崩したオレは控室で横になった

吐き気と口内に広がる胃液の味

あー・・・シュロにもっと言いたいこといっぱいあったのになぁ・・・

ナルト戦を見学し終わり、心配して見に来てくれたペインに背中をさすられるが一向に楽にならない

壁に寄りかかったまま始終無言の再不斬

ペインはずっとナルトの活躍とやらを語ってくる

テメェも本体は看護人必要な癖に・・・!

そう思いつつ桶に顔を突っ込む




瞬間



腹部からわき上がる熱が異常を知らせた

ゾク

あまりの熱さに腹を抱えて転がる

こんな感覚、前にもあった

波の国で、ナルトが暴走しかけたときの、あの熱



誰だ、一尾・・・我愛羅か?



「何だこれは・・・?」

「何が起こってやがる?」



「一尾、人柱
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