暁 〜小説投稿サイト〜
2人目の男性操縦者は4人
第1話
[1/3]

[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話
そんな訳で、IS展示会会場。

「多いね・・・。だいたい5000人位いそうだよ」
『こんだけ多いと、居心地が悪いな』
『しかし、だいたいは女子みたいですね』
『そーだねぇ。男が少ないよう』

見事なまでの、女女女。
警備員などは男も多少いる上、男の来場者もいるのだが、殆どは女である。





「とりあえず、早くシュミレーターやって帰ろ」
『えー、もう少しいようぜ!』
『シュミレーターだけでいいです』
『そんな事よりお蕎麦食べたい』
「・・・はぁ」

ため息をついてから、真也はシュミレーターに並んだ。


「・・・結構かかりそう」
『あー、暇だ!暴れてぇ!』
『固娜、この馬鹿を縛り上げておいてください』
『縄がないよー』
「・・・とりあえず、出てこないように抑えといて」
『了解』
『任せといてー』
『射羅ァ!固娜ァ!放せ!』
「相変わらずだなぁ」

と、真也が呟いた時、それを見ていたらしい5歳位の子供が。
「ママー、あの人変だよ!」
真也を指差して、そういった。
そして。
「見ちゃいけません!どうせ精神異常な奴です!まして男の、ゴミなんて!」
親が子供に怒鳴った。

「・・・ちょっと、休む」
『代わります』
ゴミ、という言葉に気分が悪くなった真也は、交代人格の一人である射羅と交代した。




「・・・さて、それにしてもあと10分ほどかかりそうですね」
『固娜ぁ!放せ!』
『ダメだってー。真也に後で報復されるよー?』
『こっちに来たけどね』
『『いつの間に!?』』
『いや、ちょっと気分が悪くなった』
『・・・あー、なんかあのバァさんが言ってたな。
後で殴ってくるか?』
『いや、いい。補導されるのは勘弁・・・』


(真也?そろそろ順番になりますよ)
『あ、わかった』

射羅がそう言ったので、真也は再び射羅と交代した。







「確かに、あと数人だね」
『お、やっとか!』
『私にもやらせて下さいよ?』
「はいはい、そうしないと来た意味なくなるからね」
『お昼寝してるねー』
『勝手にしてて下さい』

「次の方どうぞー!」
「あ、呼ばれた」

呼ばれたので、真也はシュミレーターの方に歩いて行った。






数分後。


『シュミレーターだから、というのもありますが、撃ったときの反動が感じられないのは違和感が
多少ありますね』
『反動っつっても、真也がサバゲーやってる時に出てきて撃ったりしかしてねぇだろ』
「まぁ、日本じゃあ銃器の所持は禁止だからね」
『zzz・・・』
『で、ホントに固娜は寝てるんですか』
『たたき起こすとするか』
「落ち着いて・・・。


・・
[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ