人間関係の面倒くささ
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。
「俺はアイツ等の中に犯人が居るなんて思いたくない。
三人の事を悪くいうメールなんだぜ?
アイツ等は違うんじゃないか?」
お前の脳内は花畑か。
「馬鹿かお前は…。
そんなの自分に疑いが掛からないようにするために決まってるだろうが。
もっとも、俺なら敢えて一人だけ何も言わないでそいつに罪を被せるけどな」
「ヒッキー、すこぶる最低だ…」
「知能犯と呼べ」
「俺なら誰か一人を精神的に追い詰めて当日出席出来ないようにするな」
「鳴滝…その手もあったか…」
「二人して最低だ…」
まぁ、冗談なんだが。
しかし、小学生辺りが考えそうな幼稚な手だな。
看破なんて割りと簡単だろうに。
「…取り敢えず、その三人の事を教えてもらえるかしら?」
「うん…戸部は見た目悪そうに見えるけど、一番ノリの良いムードメーカーだな。
イベント事にも積極的に動いてくれる。良いやつだよ」
「騒ぐだけしか脳がないお調子者…と言うことね」
葉山の説明に饒舌なメモを取る雪ノ下。
あの変なしゃべり方のヤツか…。
アイツ騒ぐだけで人の迷惑考えないから嫌いなんだよね。
「…どうしたの?続けて」
「や、大和は冷静で人の話をよく聞いてくれる。
ゆっくりマイペースで安心させてくれるって言うのかな…良いやつだよ」
「反応が鈍い上に優柔不断…と」
あの体格の大きいヤツか?
何か騒ぎの助長してるようにしか思えない奴だよな。
「大岡は人懐っこくて、いつも誰かの見方をしてくれる。
気の良い性格だ。良いや「人の顔色を伺う風見鶏…ね」…だ…よ……」
「最早誰でもやりそうな回答である。
て言うか庇い過ぎだろ…やっぱりホモなのか?」
「葉山くん、人の趣味はそれぞれだけどその趣味はどうかと思うわ」
「ち、違う!俺にそんな趣味はないよ!
俺は普通に女の子が好きだ!」
「今度はプレイボーイな発言。
最早救いようがない」
「そんな……由美子かわいそう…」
「いや、そう言うことじゃなくて…」
何だか話が脱線してきたぞ。
このまま依頼は無しの方向に向かないだろうか?
「取り敢えず葉山くんの説明だけじゃ分からないわね。
由比ヶ浜さん、情報集めをお願いできないかしら?」
「え?うん…出来るかな?」
あ、やっぱりやるんだ。
て言うか俺その三人の事知らないんだけど。
精々放課で騒いでる程度にしか認識がないな。
「こいつが何かの用事を作って当欠するのが良いと思う」
「それだと本末転倒よ。
根本的な解決にはならないわ」
「ならこいつが怪我をしてグループ全員が当欠」
「却下」
「こいつがクラスで嫌われものになる」
「
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