第20話 頑張れば中国人でもかめ○め破が撃てる
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が出来るんですかッ!!」
ディーンは口を歪めて言った。
?楽しいからさ?
雨はあまりの衝撃に声も出なかった。
?人間ほど簡単に操れてかつ殺すのが楽しい生物が他にいるわけないだろ??
ディーンの満面の笑みから雨は狂気を感じた。
「そんな‥‥‥‥‥」
雨はディーンに怒りのあまり叫んだ。
「そんな事で豪さんをあんな目にあわせるなんておかしいです!!」
彼女の目からは涙が溢れていた。
?何だよ?文句でもあるのか??
ディーンは顔は笑ってはいるが目が笑っていない。
むしろ、殺気がにじみ出て来ていた。
しかし、彼女は怖気づかなかった。
「私‥‥‥‥‥‥あなたのこと、大ッ嫌いです!」
雨は涙を流しながら続けた。
「返してもらいます!豪さんを!!」
ディーンはそれを聞き、大声で笑った。
?ハハハハハハハハハハハ!!さっきの話、聞いてたか?
俺にはお前は触れられないんだよ!!
言ったろ?無駄だって――――――――――?
瞬間、雨の姿が消えた。
「無駄かどうかは!!」
ズザッ!
『?はぁ!?いつの間に前に‥‥‥‥‥‥‥?』
彼女は拳を力強く握った。
「やってみないとわかりません!!」
ブオッ!
その拳は高速でディーンの腹部に向かっていた。
拳がディーンの服に触れる直前、彼は心の中でつぶやいた。
?だから無駄だってのに‥‥‥‥‥‥‥前にも他のヤツで試して無駄だったんだからよ。
お前の拳は俺の身体をすり抜けて―――――――――――?
ググッ
?すり抜けT―――――――――――――――?
メキメキッ!!
「″崩拳《ほうけん》″ッ!!」
ドンッ!!
?ガハァァァァァァァァッッッ!!!?
ドシャッ!
ディーンは彼女の発剄を受けて、膝から倒れこんだ。
――崩拳《ほうけん》――――――――
中国の拳法、形意拳の技の一つ。五行の木を表す。
これを非常に簡単に説明すると、最強の中段突きである。
殴るというより突き抜けるという感じの剄である。
形としては半歩踏み込むと同時に親指を上にした状態の拳で
相手に突き出すというものである。
この剄は劈拳《へきけん》を完全に極めてから鑚拳《さんけん》と同時に習うものである。
顔に掌を打ち込む劈拳に比べ、柔らかい腹部に打ち込む崩拳は正に地獄だろう。
この技の最大の利点は、ほぼノーモーションで打ち込めることにある。
しかし、この場合はディーンが避けるつもりがなかったので
あまり必要にされる要素ではなかった。
?‥‥‥な‥‥‥ゲホゲホッ!‥‥‥何で‥‥‥‥‥‥?
ディー
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