第20話 頑張れば中国人でもかめ○め破が撃てる
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めた。
「やばい!間に合わない!!」
ヒュウ〜〜〜〜〜〜〜〜ッ
「雨ちゃーーーーーーーん!」
マリーは走りながら叫んだ。
バシュウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ!
ガシッ!
「おっと!」
間一髪、リオさんが雨の身体をキャッチした。
ジェット噴射で移動したことで間に合ったようだ。
「ふぅ、ギリギリセーフ」
リオさんは息をついた。
「良かった〜〜〜ッ」
全員は息をついた。
アスラは無様に地面に激突していたが
リオさんはジェット噴射で減速することで比較的少ない勢いで着地できた。
そして、彼女をゆっくりと壁に立てかけた。
「これってマジで魂抜けてるの?」
リオさんは雨の顔をつつきながら言った。
**********
『う、う〜〜〜ん‥‥‥‥‥‥‥‥‥』
雨は目を開けた。 そこには真っ暗闇が広がっていた。
?起きたか??
「ハッ、ディーン!」
雨はすぐさま起き上がり身構えた。
?無駄だよ。お前は今、精神エネルギー体なんだからな。
俺に攻撃しても、全部通り抜けるだけさ。お互いな?
雨は自分の換装が解けているのに気付いた。
?″鎧骨格″は肉体の装備であって精神の装備ではない。
ここでは″鎧人″にもなれないぜ??
雨は左目を押さえたがやはり無駄なようだった。
彼女はディーンを睨み、叫んだ。
「それでも、私は豪さんを助けます!」
ディーンは少しオーバーリアクションをして訊いた。
?おぉ、怖い怖いww で、どうやって??
「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥」
雨には返答できなかった。
しかし‥‥‥‥‥‥それでも!
「やってみないとわかりません!」
ディーンはそれを聞いて大声で笑い出した。
?ハハハハハハハハハハハハハ!!面白れぇ!面白れぇよお前!!?
パチンッ!
ディーンは右手で指パッチンをした。
?ならお前を試してやるよ!!?
暗闇の中から何か大きなものが出て来た。
それはあえて例えるなら‥‥‥‥‥‥‥‥繭?
?君の探してる人さww?
「えッ!?豪さん!!?」
雨は目を見開いた。目前の物体の正体を聞いてもなお、信じられないものだった。
「一体何が‥‥‥‥‥?」
雨のつぶやいた疑問にディーンは答えた。
?コイツの精神に入った時からこうなってたのさ。まぁ、俺には関係ないがな?
繭が微妙にうごめいている。豪が抵抗しているのだろうか。
?このまま少しずつ彼の意識レベルを下げて完全に俺の支配下に置かせてもらう?
「‥‥‥‥‥‥ひどい」
雨は手に力を込めて叫んだ。
「どうしてそんな酷い事
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