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リリカルアドベンチャーGT〜奇跡と優しさの軌跡〜
第四話 ブレイブテイマー
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のかしら?」
賢「あ、はい。一緒に動物園に。」
「あらあら!!動物園でデートなの?若いわね〜」
賢「デ、デート!?」
おばさんから出て来た“デート”という単語に顔を赤らめた。
「(これは脈ありかしら?)はやてちゃんのような可愛い女の子と2人で動物園に行く。これをデートと言わないで何て言うの?」
賢「デート…」
確かにはやては賢から見てもとても可愛らしく魅力的な少女だ。
そして昨日の風呂では…。
賢「……〜〜〜っ!!」
昨日の風呂での出来事を思い出し、顔を真っ赤にする。
はやてと2人だけで動物園デート。
朝から晩まで彼女と2人。
何故だか急にデートという単語が魅惑的に聞こえ始める。
賢はコホンと咳払いを1つした。
賢「デ、デート……というのは少し大袈裟かもしれませんが、はやての思い出作りには良いかもしれませんね…」
「(真面目な子ね〜、うちの子もこれくらい真面目になってくれれば…)」
賢「そ、それにしてもはやて…遅いような…」
「女の子は出掛けるのに時間が掛かるものなのよ。ちょっとの遅刻ぐらい多めに見てやらないと嫌われちゃうわよ」
賢「そ……そういうものですか……」
はやて「ごめんごめん!!遅れてもうた!!」
「あらごめんなさい。邪魔物は退散するわ」
おばさんは退散し、はやてが車椅子を一生懸命動かし、賢の所に来た。
はやて「賢兄、顔真っ赤やで?どうしたん?」
賢「あ、いや…何でもない…よ…」
顔を赤くしながらも、大丈夫と言い切る賢。
はやて「ふ〜ん。ほな行こ!!」
賢「はいはい」
賢は車椅子を押して、八神家を後にした。
































そして海鳴市の動物園に着くと辺りを見回した。
賢「結構混んでるな…」
はやて「賢兄、動物園行ったことあるんや?私は友達と何回か行ったで?」
賢「僕は動物園に行ったことが無いんだ…今日が初めて。」
はやて「へえ〜、それじゃあ動物園では私が先輩ってわけやね。賢兄、私が何でも教えたるからな!!」
そう宣言すると賢はクスッと笑う。
賢「……じゃあ、お願いしますよ、はやて先輩」
ちょっと意地悪そうな視線を向けられてはやての心臓はドキリと鼓動を打ったのだった。
はやて「せ、先輩って何か照れるわ〜(良く見れば賢兄ってイケメンさんやなあ…)」
今更ながらに気づいたはやては顔を赤くして俯いた。
賢「それじゃあ、行こう。何処がいい?」
はやて「えっと…じゃあ、あっち」
賢「あそこね」
はやてが指差した方向に賢は車椅子を押した。
はやて「あ、カンガルーの赤ちゃんや!!」
賢「可愛いね」
母親のカンガルーの袋から顔を出したカンガルーの子供にはやてが目を輝
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