二十四章 幕間劇
エーリカについて考え事×一真隊愛妾連合との膝枕交換
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てくれるのであればとても有難いわ。
「そんな・・・・。自分などでは、とても」
「小波ちゃんは遠慮しすぎなの。もっと自分が思う事を言っても、一真はきっと喜んでくれるの」
「そうでしょうか・・・・」
「うん!」
鞠め、良い事を言う子に育ったなと言いたいくらいだが、それでは深雪に嫉妬されてしまう。俺が言う=命令になってしまうから、無理矢理や強引にしてほしくない。最近はもう慣れてきたけど、いつまでも命令に頼るのもおかしいと思うぞ。
「少し・・・・考えてみます」
「それがいいの。きっと一真もそうして欲しいって思ってるの」
「でもお兄ちゃん、よく寝ているねー」
「そうですね・・・・」
「あれだけちょくちょく膝を取り替えてるんだから、気付いて起きても良さそうなのに」
その勘は鋭いが、俺は起きていない。熟睡モードに入っているので気付いていないが、精神体となった俺は船での会話を聞いたりしている。
「・・・・・・」
「え、何お姉ちゃんその顔。何でそんなに怒っているの!?・・・・や、分かったよ。もう言わないから、そんなに怒った顔しないで・・・・」
烏の本気で怒った顔を精神体で見ているが、これが怒った顔なのか。あれか、笑っているけど目だけは笑ってないっていうあれか。そしたら烏は否定をしているらしい、雀は油断も隙もないが俺は熟睡していると思わせているから大丈夫だと思う。
「あ、あの・・・・」
「どうしたの?」
「どなたか、替わっては頂けませんか?」
「もういいの?もっとしてればいいのに」
「いえ・・・・自分は、これだけさせて頂ければもう十分ですから。あとは皆さまで・・・・」
すると梅は欲が無いと言うが、小波にとってはこれで十分なのだろうなー。すると小波は鞠を指名した。
「にゃ?鞠でいいの?」
「はい。鞠様は、お嫌ですか?先ほど色々と言って頂いたので・・・・。自分の後で恐縮ですが」
「ううん!鞠も一真のお膝の枕、とっても、とってもしたかったの!えへへー」
今度は鞠かと思って頭を乗せると、今までとは小さな太ももであった。
「鞠ちゃん。重くありませんか?」
「平気なのー。ふわぁ・・・・これが一真なの」
細くて華奢だったが、重みをかけたらそのまま折れそうであったが嬉しそうな鞠はそれをしっかりと支えるように受け止めている。女性の匂いは、一人一人違うと理解はしているが鞠みたいな子と膝枕されるのは今まであまりないような気がした。
「ふふっ。一真、赤ちゃんみたいなの・・・・。かわいいの・・・・」
「そうですわね・・・・。戦いが終わりしばらくは奏様や沙紀様に独占されますが、皆でまたハニーの膝枕をしてあげたいですわね」
「うん
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