二十四章 幕間劇
エーリカについて考え事×一真隊愛妾連合との膝枕交換
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ん達がここに来るはずですから」
とそう言っていたようだけど、船からはバッチリ聞こえていたようだった。雀が大きな声を出すからか、ひよが注意をしていたけど。それと詩乃の言う通り、ここにいる全員は愛妾で沙紀たちは側室扱いであり先輩でもある。雀は声を小さくすると雫が慌てて俺を落としてしまうかもしれないと言っていたが、雀ぐらいだと俺の頭が重くてすぐ交代としてしまうだろ。烏は雀を見ていたが、明らかに顔が赤くなっていた。
「烏さんも雀さんの膝枕は反対ですか?」
「・・・・・・・・」
「反対のようですわね。では、詩乃さんのご指名で」
「そうですね・・・・。でしたら、ひよ」
「え?梅ちゃんでいいんじゃないの?あんなにやりたがってたんだし」
「あら。ひよさんはハニーの膝枕、したくはありませんの?」
「それはしたいけど・・・・」
「梅さんが膝枕に並々ならぬ執念を燃やしていらっしゃる事は理解していますが、私と梅さんの膝では差が大きいですから・・・・」
同じくらいの高さならば、俺が起きないと思ったらしい詩乃の考えだった。その考えは全員を一致させて俺の頭は詩乃からひよに移動する。ホントはしたかったらしいひよだったけど、膝枕なんてあまり出来ない事だからな。特に最近は戦が多かったかもしれない。で、目が少し覚めた感じで伝わってくる感触は頭の下から柔らかい物が抜けていくという感触であった。まあ膝枕を堪能したのは、この前奏が来た時に久々に堪能したけどな。浮いた頭を細い手に支えられていて、頭は落ちたりしてないから膝枕を交代するのかなと思った。
「(目を瞑っているのか、誰も俺が起きた事なんて気付いている訳ないか)」
「大丈夫?ゆっくりね・・・・」
で、俺の頭を支えていた手の力が抜けて俺の頭は別の膝枕に移動されていた。細身の柔らかい膝で、温もりがあって落ち着く感じは何だろうな〜と考えながらだった。この癒しオーラを出しているは誰だ?と思ったがひよかと感じ取った。まあ俺の妻たちの膝枕は人によって違うからな。
「一真様、起きてない・・・・よね?」
「平気だと思う。目も開けてないし・・・・」
「えへへ・・・・」
やっぱり当たったが、声の感じと周辺の気配で分かった。波導は人によって違うからか、ルカリオみたいに波導使いでもあったのか。人それぞれの波導を感じるようになれたけどね、目を閉じていても匂いや触覚で誰の膝なのか理解できるようになった。いらない能力かもしれないが、嫁さんを間違えるのは失礼にあたるからか。
「うわ・・・・膝枕って、こんなに良い物だったんだ」
「どうですの?」
「なんか、凄く甘えられてる気がするよ・・・・。別の顔を見られただけでもクセになっちゃいそう」
「そんなにいいの?」
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