第二話 運命の邂逅
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あっ!!]
アルフ「くっ、こいつ。小さいせいでやりにくい!!」
ブイモンは体格差を利用しているのか、時折足元の方を狙って攻撃を仕掛けてくる。
ブイモンとアルフのように身長差のある場合、同じくらいの高さか自分よりも大きい敵には技を掛けやすいが、自分より小さい者に対してはパンチも下の方を狙わなければならなくなり、どうしてもやりにくさが否めないのだ。
ブイモンはデジモンの成長期の中でもかなり小柄な部類に入るため、ブイモンはそれを利用して攻撃している。
ブイモン[でやあ!!]
アルフ「うわっ!?」
ブイモンはアルフに足払いをかけると体勢の崩れたアルフにジャンプして両肩に乗り、両足で頭を挟みこむ。
ブイモン[おりゃあああああっ!!!!]
そのまま自分の頭を振り子の錘のように使って後方に倒れこみ、アルフの頭をアスファルトの地面に叩きつけた。
プロレス技に分類されるウラカン・ラナ・インベルティダがアルフに炸裂した。
アルフ「はう〜〜……」
アルフは目を回して気絶した。
普通の人間なら確実に死んでいるが気絶だけで済んでいるのはある意味流石である。
大輔とフェイトの戦いにも決着が着こうとしていた。
フェイト「アルフ!?」
気絶したアルフに驚き、大きな隙を見せてしまった。
大輔はバルディッシュを勢いよく蹴り飛ばす。
フェイト「しまった…!!」
大輔はフェイトが次の行動に移す前に腕を掴んで、ガントレットの爪を首筋に向ける。
大輔「チェックメイトってやつだな?」
フェイト「う……」
フェイトは、悔しそうな顔をする。
大輔「教えて貰おうか?何で俺を襲った?」
大輔は警戒を崩さず、理由を問う。
フェイト「あなたが持っている宝石…ジュエルシードです。」
大輔「ジュエルシード…これのことか?」
大輔は蒼い宝石を取り出し、フェイトに見せる。
フェイトは肯定の意味で頷いた。
大輔「どうして君がこれを?あ、もしかして…」
フェイト「…っ」
大輔「これの持ち主か?」
フェイト「え?」
フェイトの険しかった表情が崩れ、目を見開いた。
大輔「実はこれ、ごみ捨て場で見つけたんだ。だけどかなりの宝石みたいだったから捨てるとは考えにくいし…君が落とした物だったんだな…」
大輔は掴んでいた手を離し、フェイトの拘束を解いた。
そしてフェイトの手にジュエルシードを手渡した。
大輔「もう落とすんじゃないぞ?」
フェイト「あ、あの…」
フェイトは自分が勘違いしていたことに気付き、声をかける。
大輔「ん?」
フェイト「あなたは時空管理局の人じゃないんですか?」
ブイモン[時空管理局?なんだそれ?]
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