第九話***お祭り騒ぎ
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でとうですわ」
「また騒がしいギルドに逆戻りか」
「息災であったか?」
「7年間歳をとってねえ奴等に言ってもな…………」
「おおーん」
五人の魔導士がギルドに入って来た。
「おまえら!!」
「蛇姫の鱗!!?」
天狼組が驚いている中、
「天狼島の探索、天馬や蛇姫にもお世話になりました」
と、クウヤが説明した。
「そいつは借りができちまったな」
とグレイが呟く。
それを聞いたリオンはニヤリと笑い、
「気にする事はない、天馬に先を越されたが、実力はオレたちの方が上だしな」
「そっちかよ」
グレイがげんなりとした顔で突っ込む。
シェリーがリオンの言葉を引き継ぐ様に、
「だって、この7年間で私たち蛇姫の鱗はフィオーレNo.2のギルドにまで登ったんですもの。
残念ですわ、ルーシィさん」
「……って事は、一番は天馬?」
呟いたルーシィの一言を、聞き捨てならぬと
「そんな訳あるかよっ!!!!」
「キレんなよいや……天馬じゃないんだが……」
トビーがキレ、ユウカがたしなめた。
ジュラが微笑み、
「まあ……そんな話はよかろう、皆…無事でなによりだ。
貸し借りを気にするなら、そちらのクウヤ君が、うちのスペルと仲良くしてくれるから、としておいてくれ」
と締め括った。
宴は三日三晩続き、ぽっかりと空いた七年の月日を埋めるかの様に騒いだ。
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