暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
マブラヴ
0827話
[3/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
成する可能性は非常に高い。
 だが、問題はバジュラと違ってBETAの体内にG元素を持っておらず、フェイズ5以降のハイヴにあるアトリエという場所に行くしか無いという事か。
 地球にあるオリジナルハイヴがフェイズ6である事を考えると、この世界の者にとってはそれがベストなんだろうな。

「……あ」

 そこまで考え、ふと思い違いに気が付く。
 そもそも、アメリカはどこでG元素を手に入れた? フェイズ5以降のハイヴを攻略したから? 否、BETAの着陸ユニットからだ。つまりBETAの着陸ユニットというのは、どれ程の量かは知らないが内部にG元素を詰め込んだ状態で地球に向かって撃ち出されているのだろう。となると、別にハイヴを攻略しなくても地球に飛んできている着陸ユニットを確保すればG元素は確保出来るのでは?

「どうかしたのかね?」

 先程の呟きに小さく眉を動かしたクリメナの言葉に、小さく首を横に振る。
 これに関しては、まだ話さない方がいいだろう。この世界にとっては、恐らく非常に不都合な行動なのだから。

「いや、何でも無い。ともかく、そっちからの提案については了解した。まだ確実にとは言えないが、恐らくはこの世界と交流を持つことになる可能性は高い」

 その言葉を聞き、思わずといった様子で安堵の息を吐くクリメナ。
 恐らく、上司から必ず俺の協力を引き出すように命じられていたのだろう。
 ……まぁ、昨日の演習の結果を考えれば、それは別に不思議でも何でも無いが。
 クリメナの苦労を思いつつ、言葉を続ける。

「それで、さっきも言ったがゲートを設置するにはある程度の空間が必要だ。それと、こっちでの足場として、この基地程度の広さの敷地は欲しい」
「そちらに関しては既に話を付けてある。ここから30km程離れた場所に荒野がある。将来的にはそこも農地にする予定だったのだが、君達の協力が得られるというのなら、その計画は白紙に戻しても構わないと上では判断している」

 なるほど、そうやって恩に着せてくるか。
 もっとも、オーストラリアが提供出来るものはその敷地とG元素を含めたこの世界の情報くらいしかないのだから、どうにか有利に立ち回ろうと考えても無理はない。
 ああ、でも人が余っているならネギま世界の火星に放り込むというのも、ありと言えばありかもしれないな。
 もっとも、この世界だと火星にはフェイズ9のハイヴがあるから、平行世界の火星だと言っても忌避感は強そうだが……要検討ってところか。

「そっちの言い分は分かった。なら早速ゲートを設置したいんだが、どうする? さすがに俺達だけって訳にはいかないだろ?」
「当然だ。政府や軍の方からも何人か出させて貰う。別に危険は無いのだろう?」
「ああ。ゲートがホワイトスターにあるリュケイ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ