断罪の復讐劇
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使えるってことで…」
「話を聞かない奴の典型だなお前は。
この世全ての申請書に土下座してこいや」
「…確かに申請書は必要だ。
だけど、俺達はここの生徒なんだ。
使ってはいけない道理はないはずだよ」
「道理と囀ずるか…(殺す…!)
比企谷、俺が殺る。間違えた、殺る。
あれ?直らないな、殺る殺る……もういいか」
「お、おう。頼んだ」
さて、ここで少し話をしよう。
俺が虐められてきたことはご存じの通りだ。
そんな俺はある日を境に虐めてきた奴らを返り討ち、もしくは復讐を遂げてきた。
しかしだ、そんないじめっ子達の内の一人だけ、復讐できなかった奴がいる。
それがコイツ、葉山隼人だ。
俺が高校2年になり、同じクラスになったことで認識し、
今日と言う日を待ち望んでいたのだ。
高校ともなると退学とかあるからさ…中学とは勝手が違うんだよね。
「何それ!超面白そう!
ならいっそ混合ダブルスにすりゃいいじゃん!
あーし頭良い!」
「成る程、これが脳筋と言うやつか。
うざさゲージを振り切る心境だ」
「それでいいかな?」
「良いんじゃないの?
俺は一人で殺るけどな…また間違えた」
「……わかった」
「おい、大丈夫なのかよ」
比企谷が駆け寄り、声をかけてきてくれる。
「あ、私でようか?
これでも部員だしさ…」
「そうなるとお前一人が集中砲火を受けることになるぞ。
それはこのゲームだけの話ではない。
今後の学生生活においての話だ」
「えっ……う…」
「別にお前は間違ってはいない。
それに、これは俺がしたいからするんだ。
だから大丈夫だ」
「……頑張ってね!」「頑張れよ」
「おうとも」
そして俺はコートに入る。
退治するのはやはりと言うか葉山と金髪。
「あーし経験者なんだけど、手加減とか出来ないから」
「手加減出来ないほどの技術不足か。
経験者(笑)」
「くっ!戸塚!合図して!」
「え、はい。0−0、ゲーム!」
さて、挑発で相手は御冠。
俺は水面のごとく冷静。
でも知ってるか?水面は静かでも、水中では荒ぶってんだぜ?
「はぁっ!」
金髪からのサービス。
遅い、遅すぎる。
「笑わせんなぁ!」
"ズバンッ!"
俺は金髪の足元を狙って打ち返す。
金髪は反応できず、ボールは左足を掠めてフェンスに当たる。
「0−15」
「これで経験者?話にならんな」
「あり得ないし…」
「由美子、ドンマイ」
「鬱陶しいラブコメ繰り広げてないでさっさとしろや。
時間すくねぇんだよ」
「…次から本気で行くから
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