第四章
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このことも宗重にはわからないことであった。
「けれどね。まあ」
「お義父さんのことはわかったわ」
「信じられないだろ」
くすりと笑って妻に問うてきたのだった。
「こんな話って」
「今ならね」
とりあえずは今は、と答えた。今は、というのは今彼女達が住んでいるこの街のことも入っていた。時間と場所両方の意味で今なのである。
「とても」
「僕だってそうだけれど。まあとりあえず猫は無事でよかったよ」
「そうね。それはね」
猫の話は亮子も素直に頷いて微笑むことができた。
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