二十四章 幕間劇
三若との水遊び
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けた。
「え?ちょっと、そんな二人がかりなんてズルくない?」
「問答無用!そうしないと一真からの攻撃が来るからなー」
「ふふ、仕返しの時間だよ、雛ちゃん。同じく一真様の攻撃が来る前にびしょ濡れにするわん!」
そう言いながら俺は、水面を走るようにしてから三人の顔に向けて水鉄砲や波を作って川の中に沈めようともしたがそれは避けたけど。
「ちょ・・・・ちょっと待って。雛の着物ってさ、濡れると透けちゃいそうなんだよね〜」
「それはそれは・・・・」
「楽しみだな」
「か、一真さん、助けて!」
「お前らかかれーー!」
「うにゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!」
そうして夕方になるまで遊んだ訳だが、壬月達は分身体である俺でも余裕で勝てたようだった。剣や槍を使った壬月だったけど、素手でも勝てないんじゃ意味はないと思ったらしいが軽い怪我をした壬月が泣き叫ぶのを見た俺と麦穂だった。やはり鬼柴田でも薬だけは相変わらず苦手のようだし、そろそろ俺本体が戻ってくるぞと言ったらこの分は三若を説教で勘弁しようと言った。
「遊んだ遊んだ」
行方に館が見え出した頃には、空はオレンジ色に染まっていた。あれから三人を水で大量に濡らした結果、三人ともずぶ濡れとなったので、しょうがいから翼で暖めてあげたけど。服も濡れたから、全裸だったので遊んだ後は大人の営みも忘れずに纏めてヤったけどな。
「楽しかったね。何だかあっという間に陽が落ちちゃった感じ」
「だよなぁ。でももっと遊んでたかったよなー」
「むふふ。遊び以外にも色々と、ね」
「あ・・・・」
雛に肘で突かれた和奏の顔があっという間に紅潮していた。
「うう・・・・」
犬子も同じくもごもごしていたけど、そんで御馴染みの光景となるし耳まで真っ赤となっていた。
「遊び以外にも色々な・・・・」
「うーん、一真さんにはやっぱ敵わないなー」
そんで館の門前まで到着した時は、犬子はこの空気がいいらしい。馬丁に馬を預けると声をあげた犬子がいた。空気で何?と二人から質問が飛んでくるが、この四人でいる空気は居心地がとてもいいと言われた。確かに一緒に遊ぶのは久し振りだったけど、まあ確かにこの三人といると飽きないなと思った。
「別れてから色々変わった事もあったが、こうして四人揃って歩いていると俺は嬉しく思う」
「そんなの、ボクらだって一緒だっての!」
「そうだよ、一真様!犬子達はずっとずっと一真様の事大好きなんだから!」
「だから、これからもよろしくだよ、一真さん」
「こちらこそな、和奏、犬子、雛」
「はい!/おう!/うん!」
そう言いながら門を通る所で、俺分身体と壬月に麦穂が一緒になって待っていた。和奏達は壬月
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