二十四章 幕間劇
三若との水遊び
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かな〜と思った。神界にある温泉は金の湯と言って全ての疲労やらを回復してくれる。
「わふ!一真様、見ーーーーーーっけ!」
神界の事を考えていたら、邪魔者が三人いた。声を上げると同時に駆け出した犬子の姿を見た俺は、ドタバタ展開を未来予知した俺はすぐに分身体に壬月を探してこれを報告しといてくれと頼んだ。
「一真様〜〜!行きますよ〜〜〜〜!」
姿勢を低くして突進態勢に入った犬子に備えるために、ハリセンを出してから構えた。
「ふんぬ〜〜〜〜!」
「こんにちわんっ!一真様」
「やあと言いたいがっ!」
『パシイィィィィィィィィイン!』
そう言ってから俺はいつものようにハリセンを犬子に向けてはたいたのだった。そんではたいた後に、遅れてきた和奏だった。
「何をするんですか、一真様!」
「阿呆、いきなりこっちに突進する奴がいるか!」
「そうだぞ犬子!ほら、一真から離れた離れた」
とか言いながら、俺の身体に抱っこのように身体にしがみ付く犬子だった。もうちょっとだけ〜とか言いながらだったけど、疲れているのにな。俺の困り顔に和奏が注意をしていた。
「・・・・一真様?」
何時覚えたのか知らんが、上目使いと身体を押し付けるこの柔らかさで俺は何とか堪えた。
「一真は困っているんだ!だから犬子はとっとと離れる!」
俺は慣れている様子だったけど、他から見たら困っていると見たのか和奏は身体をねじ込んで強引に引きはがした。全くハリセンを受けても、もう慣れてしまったようだったけどな。
「つぇー和奏ってば横暴だなぁ」
「和奏ち〜ん『犬子だけずるいぞ』って素直に言わなきゃ伝わらないよー?」
気配を感じたので、忍者のように現れた雛だった。
「はは〜ん。なるほど、そーゆー事か〜」
「ちょ、勝手に決めんな!別に羨ましい訳じゃ・・・・。そりゃ一真と会うのは久し振りだし。ボクだって色々したい事はあったりするけど・・・・」
「ほほお。色々って何かなぁ?あ、もしかして・・・・?」
「なっ!?」
もしかしてと思いきや和奏はヘタレだと言う雛だったが、そういえばコイツらと面と向かうのは久し振りかもな。あの時は俺は転移魔法陣で精一杯だったしな、この三人組セットで会うのも久しぶりかもな。犬子も雛も和奏はヘタレだと言っていた。
「誰がヘタレだ!」
「和奏/和奏ちん」
「お、お前らぁ〜〜〜〜〜・・・・・」
このやり取りを見るのも随分と久しぶりのような気がするが、大評定前に三人が入ろうとして入らなかったから壬月の拳骨喰らったんだったな。
「おいお前ら、そこでこんなとこ騒いでいるなら俺のハリセンか壬月の拳骨を喰らいたいようだな?」
「そうだよ和奏ちん、
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