第200話 赤の妖精と水色の妖精
[7/10]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
レヴ「液体を防ぐ方法も無い、攻撃も全く効かない・・・」
キー「こんなの、いったいどうやって倒したらいいんだよ・・・!?」
レヴルとキースが唇を噛み締めながら呟いた。
すると、再び悪魔がキース達に向かって口から液体を吐き出した。しかもさっき吐き出した倍の量の液体だ。黒に近い濃い緑色の液体が雨のように落ちてくる。
一夜「こ・・これは、不味い・・・!」
アチュ「言われなくても分かってるっつーのっ!」
変なポーズを決めながら呟く一夜に向かってアニーは怒鳴りつけるが全く怖くない。
悪魔は次から次へと口から液体を吐き出していく。
ウラ「ダメ!避け切れない!」
ジェ「い〜やぁ〜〜〜!」
もうダメだ!と誰もが思ったその時だった。
ユ「その場から1歩も動かないでっ!アイスメイク、爆弾ッ!!」
透き通るような声が響き渡ったのと同時に、どこからともなく、無数の氷の爆弾が飛んで来て、液体にぶつかったのと同時にドゴォン!バコォン!ドーーーン!バーーーン!と爆発し、液体を爆散させた。
アナ「ば・・爆散、した・・・」
ヒリ「す、すごい・・・!」
バロ「い・・いったい、誰が・・・?」
キース達はもちろん、悪魔までもが氷の爆弾が飛んで来た方に視線を移した。
そこにいたのは、風で揺れる水色の髪の毛とワンピース、握り締めた拳に冷気を纏った妖精が1人―――――。
アリ「ユモスさん。」
アリーが静かに、その妖精の名を呟いた。
ユモは頭を抱えて地面に伏せているジェニーの手を取り、ゆっくりと立たせジェニーに向かってニコッと優しげに微笑んだ。
一夜「ユモスさん、あなたのお陰で助かりました。よろしかったら、今夜どこかにお食事にでも」
アチュ「こんな所で口説いてんじゃねーーーーーっ!」
堂々とした態度でユモに近づき、堂々とした態度で口説こうとする一夜の頭をアチュールがパシッ!と叩いた。
ユ「あの悪魔の事は私に任せて、皆さんは一刻も早くこの場を離れて下さい!」
アニ「え〜。ユモス1人じゃ危険すぎるよ〜。私もアリーと一緒に残って戦う!」
頬をぷくぅ〜と膨らませながら、アニーは右手でくるくると器用に光銃を回しながら隣にいたアリーの腕を掴んだ。いきなり腕を掴まれたアリーは戸惑ったように目をパチクリさせたが、すぐに小さくコクンと頷き、アニー同様左手でくるくると器用に闇銃を回した。
ユ「ありがとう。でも、私なら大丈夫!必ず、あの悪魔を倒してみせるから。アニーとアリーはろくろっ首と化け猫と一緒に、安全な所まで避難して、ね?」
アニ「ろくろっ首ィ?」
アリ「化け猫?」
ユモの言葉にアニーとア
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ