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IS<インフィニット・ストラトス> 可能性を繋ぐ者
金と青の円舞曲
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東の猿にされては困ります!わたくしはこのような島国までIS技術の修練に来ているのであって、サーカスをする気は毛頭ございませんわ!」
訂正、予想以上だ。彼女は分かっているのか?言葉一つ一つに乗っている意味を
「いいですか!?クラス代表は実力トップがなるべき、そしてそれはわたくしですわ!」
まあ、その理屈はあっている。確かにクラス代表という重要な役職を適当に決めることはあまり良くない
「大体、文化としても後進的な国で暮らさなくてはいけないこと自体、わたくしにとっては耐え難い苦痛で」
あ、言っちゃいけないこと言ったな。確かにこのIS学園には様々なIS条約加盟国の人が入っているとはいえ、それでも半数は日本人だ。なのに、その前で彼女はその人の故郷を貶した
「イギリスだって大したお国自慢ないだろ。世界一まずい料理で何年覇者だよ」
一夏は恐らくこのクラスの日本人の気持ちを代弁した。いつからかクラスの雰囲気はオルコットさん対一夏ではなくオルコットさん対日本人な雰囲気になっていた
「な...あなた!わたくしの祖国を侮辱しますの!?」
「先に侮辱したのはどっちか考えたら一夏の発言は至極まともだと思うけど?」
流石にこの発言には俺も黙ってない。自分は思いっきり他人の故郷を貶して自分がやられたら逆ギレとか
「貴方だって、企業代表かなにか知りませんが、そこの猿よりすこしマシというレベルでしてよ!それにあのアナハイムが男を代表に据えるなんて、地に堕ちましたわね!!」
.......は?
今、何て言った?
「今、アナハイムの人達を貶したか...?」
「っ!!え、ええ!ちゃんと実力で選ばないなんて可笑しいじゃないですの!こうなったら決闘ですわ!!」
俺の中でふつふつと怒りが湧いて来た。俺を貶されるのは構わない。俺だって未熟だ。でも、アナハイムの人達を貶すのは許せない。ああ、構わない
「その提案乗る」
「ああ、四の五の言うより分かりやすい」
一夏と俺は立ち上がり、オルコットを睨む
「ハンデはどのくらいつける?」
「あら、早速お願いかしら?」
「いや、俺がどのくらいハンデつけたらいいのかなーと」
一夏の発言にクラス中が爆笑に包まれる
「お、織斑くん、それ本気で言ってるの?」
「男が女より強かったのって、大昔の話だよ?」
一夏はISの存在を思い出したのかしゅんとなり、じゃあハンデはいいと言った。その言葉にオルコットは気を良くしたのか先程よりもわかりやすく俺たちを嘲笑った
だが、俺はそんなことよりもオルコットの発言に思わずにやけた
「オルコット、本当にハンデは要らないんだな?」
「あなた、先程の言葉を聞いていなかったのかしら?
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