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IS<インフィニット・ストラトス> 可能性を繋ぐ者
金と青の円舞曲
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ならば自分は偉いと思ってしまうのも仕方ないのではないのだろうか?
代表候補生といえど15の女子で世界と言うものを知らない。いや、知ってたとしても人の心の暖かさ、優しさを知らないのかもしれない
彼女から感じるのは悪意ではない。どちらかというと男に対する諦めだ
まだ15で達観したわけでもないだろう。だったらそこに至る要因が有るはずだ
なら俺は...「なあ、クラルテはどうだったんだ?入試」
一夏に呼びかけられ現実に戻される。そうだったな、いま俺は会話中だった
「入試、俺は受けてない。アナハイム企業って一応ここにも武器やらなんやら提供してるから、逆に学園から入ってくれないか?って誘われた」
正しくは千冬さんからだ。一夏という男性操縦者が現れたことにより俺の存在を隠す必要はなくなった。ならばこっちにこないか?と言われたのでそれを受け取ったのだ
「おお!凄いじゃないか!!」
「な...男のくせに」
オルコットさんが何か言おうとしたがそこでチャイムがなる。授業が始まるのでオルコットさんは捨て台詞的なものを残して自分の席に戻る
三限目は千冬さんが教壇の上に立っている。一、二限目は山田先生だったんだが...
「それでは、この時間は実践で使用する各種装備の特性について説明する」
成る程。現役時代に国家代表を務めていた千冬さんの方が適しているな
「ああ、その前に再来週行われるクラス対抗戦に出る代表を決めないといけないな」
千冬さんが思い出したようにそういう。クラス代表とは、所謂クラス長で生徒会の開く会議、委員会への出席をしなければならないらしい。これは嫌な感じがする...
「はい!織斑くんを推薦します!!」
「私はリンクスくんを推薦しまーす」
うん、分かってた。そんなことだろうと思ってた
俺は一夏を見る。向こうは無理無理と首を振り拒否のジェスチャーをする
「では候補者は織斑一夏とクラルテ・リンクス...他にはいないか?自薦他薦は問わない」
「俺!?」
一夏が立ち上がるがそんなもの意味はない。案の定千冬さんに一刀両断されて撃沈した
俺は半ば諦めてぼっと黒板を見つめていた、その時後ろで机をバン!と叩く音が聞こえた
「待ってください!納得いきませんわ!!」
また彼女か、なにを言うかはだいたい想像つく
「そのような選出は認められません!大体男がクラス代表だなんていい恥さらしですわ!わたくしに、このセシリア・オルコットにそのような屈辱を一年間味わえとおっしゃるのですか!?」
千冬さんもこの話の行き着く場所を想像したのか目の辺りが少し動いた
「実力から行けばわたくしがクラス代表になるのは必然。それを、物珍しいからという理由で極
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