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IS<インフィニット・ストラトス> 可能性を繋ぐ者
金と青の円舞曲
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たいだ。よかったよかった
チャイムがなると同時に俺は一夏の席に向かい
「やっぱり難しいよな」
「ああ、でもこれのおかげでなんとかなりそうだ。サンキュ」
一夏はノートを返そうとするが俺はお前に貸しとくと言って押し戻した。実際今はそれ使ってないからな
「ちょっとよろしくて?」
後ろから声が聞こえて俺は振り返る
「一夏、俺たちに向けられてるよ。なんのようで?」
「へ?あ、そうなのか」
金髪ロールで目の色は青か、いかにも外人...というかこの人あれだ、この間本社に来てたわ
「まあ!なんですの、其のお返事。わたくしに話しかけられるだけでも光栄なのですから、其れ相応の態度というものがあるんではないかしら?」
俺は思わず顔をしかめた。俺は常にユニコーン、バンシィ、フェネクスを持っている。さらにはこの間開発されたばかりの新型サイコフレームで出来たナイフもだ。其の為、あまりにも純粋な思いはこちらに流れてくる。この人は俺たちを蔑んでいる。いや、男という存在そのもの下に見ていると言った方がただしいか
「悪いな。俺、君を知らないし」
「一夏、彼女はセシリア・オルコットさんだよ。確か、イギリスの代表候補生」
俺が思い出した彼女の事を伝えると一夏はふーんと言ったような軽い感じで頷き、オルコットさんは
「一応かのアナハイム社の代表ではいらっしゃいますのね。まあ、それは常識ですが」
一ついいか。普通は各国の代表候補生が誰かなんて知らないと思う
ようやく本題に入れるかと思ったら一夏が最後にとびっきりの爆弾を投下した
「代表候補生ってなんだ?」
..................
「えっと、な。各国、というかIS条約の加盟国は国家代表IS操縦者は決めるんだ。でそれの候補として選出されたのが代表候補生。ついでに言うと俺は一応アナハイム社の企業代表IS操縦者」
「へー。ってことはエリートなのか?」
「そう!エリートなのですわ!!」
一夏の最後の言葉に気を良くしたのか胸を張ってそう大きな声で言う
「本来ならわたくしのような選ばれた人間とは、クラスを同じくするだけで奇跡...幸運なのよ。その現実をもう少し理解していただける?」
女尊男卑の次は選民思想か。いよいよ俺は嫌になってこの場を離れて席に戻ろうとしたがあることを思い出してもうどうでも良くなった
よく考えれば彼女に罪はないのかもしれない。ISが出来てからこの世界は変わった。いや、一昔前に戻ったというべきか
男尊女卑から女尊男卑に変わっただけのことといわれればそうだ
そして、それは俺のいた小学校でも起きていた。ISを持っていないのにも関わらず、だ
そして彼女はISを持っている。
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