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IS<インフィニット・ストラトス> 可能性を繋ぐ者
金と青の円舞曲
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あ、あの大声出しちゃってごめんなさい。お、怒ってる?ゴメンね!でもね?自己紹介、"あ"から始まって今"お"の織斑くんなんだよね。だから自己紹介してくれるかな?だめかな?」
この間山田先生は頭を15回もペコペコ下げている。教師の威厳というかなんというか...
そこまで言われて一夏も理解したのか頷いて自己紹介を始めた
「えー、織斑一夏です。好きなこと、というか趣味は...今は音楽を聞くことかなぁ...。一年間よろしくお願いします」
一夏が最後に頭を下げる。それと同時に拍手が起こる。意外にまともというか普通な自己紹介だったな。いや、自己紹介になにを期待してるんだよ
「ほう?まともな自己紹介くらいは出来たか」
一夏の後ろには千冬さんがいた。あれ?あなたいつからそこにいたのですか??
「げえっ、か...いえなんでもありません」
「ふん、どうやら出席簿の出番はないようだな」
一夏がなにか不吉なことを言おうとした瞬間千冬さんの持つ出席簿が高速で一夏の頭に降ろされそうになったが、一夏の機転?によりそれは実行されなかった
というかそれはそんなことに使うものではないのですが...
「あ、織斑先生。もう会議は終わったんですか?」
「ああ、山田君。クラスへの挨拶を押し付けてすまなかったな」
千冬さんが山田先生に会釈をし、教壇に立つ
「諸君、私が織斑千冬だ。君たち新人を一年で使い物になる操縦者に育てるのが仕事だ。私の言うことはよく聴き、よく理解しろ。出来ないものには出来るまで指導してやる、私の仕事は若干15歳を16歳までに鍛え抜くことだ。逆らってもいいが、私の言うことはよく聞け。いいな?」
初日で独裁政治発言ですか...ってもドイツ軍でも似たような、うっ頭が痛い...。思い出すのはやめよう
そんな挨拶じゃクラスから反感が起こると思ったがなにか嫌な予感が体を巡った。俺は反射的に耳を塞いで、その次の瞬間
「きゃーーーーーーーー!!!千冬様!本物の千冬さまよ!!」
「ずっとファンでした!!」
そうだった...。あの人はブリュンヒルデ、全てのIS操縦者の憧れの的。これ位じゃ
千冬さんのファン
(
教徒
)
は揺るがないか
「毎年よくもこれだけ馬鹿者が集まるものだ。感心させられる。それとも何か?これは学校が計っているのか?」
いえ、どのクラスでもこのような感じになると思います。そんなに鬱陶しくがっても変わらないかとっ!?
俺は殺気を感じ、顔を右に逸らした。俺の顔があった場所を出席簿がものすごい速さで通り過ぎて後ろの壁に刺さった。え?刺さった??
「流石だリンクス。だが、余計な事を考えるとは感心しないな」
「いやー、そんなことナニモカンガエテイマセンヨ?」
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