第六章 正義の在り処編
第百八十九話 『緊急会議、そして出撃』
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「そして最後にみんなに伝えることがある」
はやての言葉に全員がはやての方へと振り向いて言葉を待つ。
「ジグルド提督の部隊、ブリューナク隊には知り合いがいる子もおるやろう」
それでエリオとキャロ、ランにレンは少し俯く。
以前に警備の時にお世話になったロボやセイラ、凰華達の事を思い出しているのだろう。
「今回の戦いはつらい現実も見えてくる。あちらにも事情はあるやろう。そして掲げている正義もあるやろう………でも、彼らの行動は絶対に間違っとる。だから必ず捕まえて犯罪を未然に防ぐんや。もう、私達にはこれくらいしかジグルド元提督達の暴走を止める術はないんやからな。説得もなんでも使うんよ! みんな、気張りや!!」
『はい!』
それで全員は気持ちを切り替えてこれからの戦いに思いをはせた。
「それとアインス」
「なんですか、主はやて?」
「もし、シホちゃん達が私達がいない間に機動六課に帰ってきたら先に戦場で待っているって伝えておいてな?」
「わかりました、伝えておきます」
「ザフィーラにシャマルは機動六課の守りをお願いな」
「任された」
「はい、はやてちゃん」
それで機動六課の居場所を預かるリインフォース・アインスとフィアット、すずか、ザフィーラ、シャマルに見送られながら一同は分散してそれぞれの戦場へと足を運んでいった。
彼らの暴走を止めるために………!
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