第六章 正義の在り処編
第百八十九話 『緊急会議、そして出撃』
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ヴィータが当然の疑問を口にする。
ヴィータはなのはを守ることを第一優先にして考えている。
だから分けられることに対して少しだけ不満があったのである。
要するになのはにたいしてデレ状態と言ってもいい。
それを聞かれることを予想していたはやては「うん」と頷き、
「ヴィータの疑問はもっともや。ヴィータはなのはちゃんを守りたいんやもんなぁ〜」
「ばっ!? はやて、違うからな!? あたしは別になのはのことなんか……」
それでヴィータは一度なのはの方へと向く。
それに対してなのはは首を傾けながら、
「ん? なにかな、ヴィータちゃん……?」
「………ッ! う、うるせぇー!」
「にゃぁっ!? 私、何も言っていないのに!?」
恥ずかしさがすぐに臨界点を突破したのかヴィータは吠えて、なのははそれで泣きが入る。
そんなほほえましい光景に、しかしはやては時間を押していることも考えてすぐにヴィータをなだめる。
「まぁまぁ、ヴィータ少し落ち着き。なのはちゃんとわかれる理由はな。今現在シホちゃんがアルトリアさん、ネロさん、ギンガとともに捜査に向かった後に行方不明になっているのはもうみんなわかってるな? だからその処置としてヴィータはランとレンを指揮してほしいんよ」
「な、なんだよはやて。それを先に言えって!」
「ごめんごめん。それで第二部隊のメンバーはヴィータ、士郎さん、キャスターさん、ラン、レンの急ごしらえのセイバーズ第二部隊や」
「わかったぜ、はやて!」
「了解した。せいぜい足手まといにならないように努力しよう」
「わっかりましたぁ! このタマモ、働かせいただきますよー!」
「が、頑張ります!」
「J・S事件で活躍できなかった分頑張ります!」
ヴィータ達五人も元気に声を出す。
この中で一番の戦力はやはりシホと同等の能力を持つ士郎だろう。
遠中近で活躍できる貴重な存在だから重宝されることは間違いない。
「そしてフェイトちゃん、ランサーさん、シグナム、エリオ、キャロ、フリードのライトニング第三部隊や」
「わかったよ、はやて」
「おう、この槍に勝利を誓うぜ」
「ならば私もレヴァンティンにかけて勝ってみせます」
「頑張ろうね、キャロ!」
「うん、エリオ君!」
「キュクー!」
フェイト達も気合を入れて返事をする。
やや近接戦闘寄りのメンバーに傾いてはいるが、しかしそれでも十分な戦力である。
「そして最後に私八神はやて、リイン、ライダーさん、志貴、アルクェイドの主力級の集まりである第四部隊で戦場を引っ掻き回すわ!」
「はやてちゃんも前線に出てくるの!?」
「まぁ、そうなんよ。戦えるものは猫の手も借りたいところらしいから出し惜しみは無しや!」
そう言ってはやては意気を上げていく。
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