第六章 正義の在り処編
第百八十九話 『緊急会議、そして出撃』
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あり過去にとある凶悪犯がミッドチルダを恐怖に陥れようとしたことがあり数人の仲間の尊い犠牲者が出たが解決に導いてミッドチルダを救った立役者なのだ。
それをはやては聞き及んでいて、もしかしてと思い、
「……シャーリー、その事件の犯人はなにか関係あるか調べてくれるか?」
「わかりました」
はやての指示ですぐにシャーリーは過去の事件を調べ始める。
はやてははやてでまた会議に耳を傾けようとしたところでシャーリーの「あっ!」という叫び声でまたシャーリーの方へと向いて、
「どうしたんや、シャーリー? 大声出して……」
「い、いえ! もうしわけございません、八神部隊長。ですがジグルド提督と繋がりました」
「………なんやて? 詳しく教えてちょうだい」
「はい。その過去の事件の首謀者はヴィクトールというかつて管理局地上部隊のある部隊の隊長だった男で………その、最高評議会の息がかかったものでした。最高評議会の息のかかったもののリストにも載っていましたから間違いありません」
「そうか……」
それではやてはなにかが繋がったと言う思いと、もうこれでジグルドがなぜこのクーデターを起こしてしまったのかわかってしまった。
そう、ジグルドの目的は粛清と大義名分を掲げているがその実は復讐という愚かな行為なのだと。
誰かがいつかは起こすのではないかと思っていただけに起こした人物が人物だけに残念でならないとはやては思った。
それですぐさまにはやては会議で聞いていた部隊長各自にジグルドの過去を送信する。
それを見やるとほとんどのものが「やはり、復讐だったか……」と残念そうに顔を俯かせた。
『とにかく、ジグルドの目的は大体把握できた。あとは対策だ』
それで会議は進んでいく。
◆◇―――――――――◇◆
会議が終了した後、はやては機動六課戦闘メンバーを招集して決まった方針を伝える。
「各部隊長たちとそれぞれ意見交換などをして話し合った結果、私達は戦力を分散することになった」
それを伝えると全員が「やっぱり………」という表情になった。
その一番の理由としては機動六課戦力はかなりの人数であるからだ。
もちろん理由としてはサーヴァントという最大戦力を保持していることとJ・S事件を乗り切った猛者たちの集まりだというのも理由に挙げられる。
「それでまずヴィータを抜いたなのはちゃん、オリヴィエさん、スバル、ティアナに補助としてヴァイス君のスターズ第一部隊で指定した場所に三十分後に向かってほしい」
「了解だよ、はやてちゃん」
「わかりました、はやて」
「了解です」
「了解しました!」
「うっす!」
五人が返事を返す中、そこで声を出す人が一人。
「なぁ、はやて。あたしはなんで入っていないんだ……?」
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