第19話 幽霊なんかよりも中国の方がよっぽど怖いというのは 偏見ではないはずだ
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人″です!!!」
彼女の身体には翠色の″鎧骨格″が換装されていた。
「えええええェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェ!!!?」
全員は大声を上げて驚いた。
「雨ちゃんも″鎧人″だったの!?」
マリーは雨に訊いた。
「‥‥‥‥‥‥この前の森で助けたのも私です」
迅はそれを聞き、記憶と見比べた。
「確かに‥‥‥‥‥見えなくもない」
高い身長、長く太く発達した足。
これから繰り出される蹴りの破壊力を迅はあの時見ていた。
「雨、君はいつから″鎧人″に‥‥‥‥?」
迅は雨にこう訊いた。
「13年前です」
雨のこの一言で迅は何かを思い出したようだ。
「‥‥‥‥‥‥‥‥あの時か」
迅は少しの間黙り込み、言った。
「すまなかった」
迅は頭を下げた。雨は換装しているため
表情はわからないが、おそらく笑顔で言った。
「そんなことはもうずっと前から許してますよ」
雨はカマキリ型の方にバッと顔を向けて言った。
「それより、今から私が豪さんを助けに行ってきます!!」
ダッ!
雨はカマキリ型に向かって走り始めた。
?あぁ〜〜〜ん?女の子一人に何ができるってんだ??
ディーンはカマキリ型の鎌を振り下ろそうとした。
?これでも喰らってろ!!?
「喰らいませんッ!!」
雨は控えめな性格から想像できないような声で叫んだ。
ダンッ!! ビシシッ!
踏み込んだ雨の両足が地面にメリ込んだ。
「豪さん‥‥‥‥少し痛いことします!」
雨はそういうと更に両足に力を込めた。
両足は大木の様な太さまで膨張していた。
「やあっ!」
ボッ!
一瞬の内に雨の姿がそこから消えた。
?なっ!?どこ行った!!??
カマキリ型は周りを見回した。しかし、どこにも見当たらない。
ディーンは鎌を振り回しながら叫んだ。
?クソッ、隠れてないで出てこい!!?
マリーはカマキリ型の方を見ていた。
「マリちゃん、雨さんいたか?」
アスラは雨を探しながら訊いた。
マリーはゆっくりと空を指さした。
「‥‥‥‥‥ずーーっと上の方」
ギョロッ!
?上か!!?
カマキリの視野は死角が無いに等しいので、すぐに見つける事が出来た。
「スゥゥゥゥゥッ‥‥‥‥」
彼女は少しずつ落下してきていた。
?バカが!空中なら避けられないだろォが!!?
ブオッ!
カマキリ型は両鎌を振り上げた。
「はぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!」
バキッ!!
雨は片鎌を蹴り飛ばした。
あまりの威力に鎌が少し変形していた。
?そんな馬鹿な!能力使っ
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