暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールDxD  〜最強の兵士〜
旧校舎のディアボロス
一章
第七話  友達助けに行きます
[1/5]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
〜sid悟志〜

次の日

俺は部室には向かわず、学校を出ようとした。だが、俺の前に二つの影が俺の行く手を遮った。
一つは木場、もう一つは小猫ちゃんだった。

「何の用だ、木場に小猫ちゃん。俺は今日とても大事な用があるから部活は休ませてもらう。だからそこを退いてもらえないか?」
「悪いけど、それは出来ない相談だよ」
「サトシ先輩を教会に行かせるわけにはいきません」

やはりばれてはいたようだ。
だが別に構いはしないし、ごまかす気は無い。
俺は周りに人気のないことを確認し、赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)を出した。

「俺は仲間を殴りたくない。だから、道を開けてくれないか?二人とも……」
「嫌だね、サトシ君一人では行かせないよ」

木場は何か意味深な言い方をした。
木場は一人ではと言った。つまり…

「一人じゃなければ良いってことか木場?」
「まあね」
「私も行きます。御二人だけじゃ心配ですから」

俺はブーステッド・ギアを仕舞った。
俺たちは一緒に学校を後にした。

「それより良いのか、本当に俺と一緒に来ても。部長に言われてたんじゃないのか、俺が怪しい行動をとったら止めろって」
「まあね。でもね、さっき部長がこんなこと言ってたんだよ。君は兵士(ポーン)だから私が敵陣地だと判断し、許可すればプロモーションが使える。例えば教会とかね、それでも一つの駒では奴らには勝てないって」

プロモーション。それはどの兵士にが持っている力、自分の主がその場所を敵陣地と認めプロモーションの使用を許可すると、女王(クイーン)騎士(ナイト)僧侶(ビショップ)戦車(ルーク)、つまり(キング)以外の駒に昇格することが出来る。つまり、他の駒の力を扱えるということだ。

「つまり、部長は教会を敵陣地と認め、俺一人じゃ流石に無理だろうから二人を送り込んだ訳か」
「そういうこと」
「サトシ先輩、木場先輩、見えてきましたよ」

小猫ちゃんはそう言って指差した先には教会があった。俺たちはその場で一度歩くのを停止した。

「それでどうするんだいサトシ君、このままあそこに乗り込むのかい?」
「まさか、イグニ周囲に人の気配はあるか?」
『いえ、民家に居る人は居ますが外に出ている人は居ません』

イグニがそう言うと俺は軽く準備運動を始めた。

『ですが…教会周辺に結界が張られています。まあマスターなら余裕でしょうが目的は時間稼ぎでしょう』
「分かった。それじゃあ、Blowup(ブロウアップ)応用系Wing(ウイング),Type(タイプ)イカロス」

俺は背中に力を溜めると、背中から天使の羽を生やした。
当然木場たちは驚いたと言わんばかり顔をしていた。

「ああ、この羽か?悪魔の羽はまだ慣
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ