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エクシリアmore −過ちを犯したからこそ足掻くRPG−
挿話 目の色が変わる話
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えています!」

 何合目か。鍔迫り合いに持ち込んでクレインさまがパパに言い放った。

「それがどうした……っ、私たちの問題だ。君には関係あるまい」
「あります! あなたも彼女も僕にとっては恩人です。恩人がみすみす倫理を外すのを見過ごせるわけがないでしょう!」

 コトバで胸がイタむ。そうだよね。クレインさまは正しい人だから、フェイとパパがイケナイコトしてたら怒るのも当たり前だ。

 クレインさまが一度離れて、脇にレイピアを撓めた。わかる。クレインさま、パパの仮面を狙ってる。この一撃で決めるつもりだ。

 パパが。クレインさまが。パパが。クレインさまが。

 呆然と座り込んでなんかいらんない。急いで起き上がって、わたしは二人の間に飛び込んだ。
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