第12話
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されている。特にマストについては周囲が八角柱に近い構造のパネルにより覆われた先進発展型閉囲マスト/センサーとなっており、外部からのレーダー波を反射し、自艦の電波は透過するようになっている。前部のマストにはSPS-97対水上レーダー、後部のマストにはSPS-99対空レーダーを装備する。また外部クレーンまでもステルス形状となっている。
艦内にドックおよび貨物積載空間を確保しているために、煙突は左右非対称の配置となっており、右前部と左中部にある。艦内は、概ね艦の前部や艦上構造物に兵員居住区、艦の中部は、上から航空機格納庫、車両甲板、機関部。車両の搭載は重視されており、車両甲板は三層4,798平方メートルの広さとなっている。ウェルドックにはLCACを3隻またはLCUを2隻収容できる。またこの艦から双胴型の艦になった為に、発電装置も改良発展型のECODLOG方式(電気・ガスタービン新複合推進(hybrid-electric propulsion system)とも)が採用されたこれは、低速機としてはディーゼル発電機と補助電動機(APS)による電気推進、高速機としてはゼネラル・エレクトリック LM8800+ガスタービンエンジンによる機械駆動推進を行うもので、高速機と低速機の切り替えは15ノットを基準とする。従来艦で搭載されていた蒸気タービン主機関と同等の出力を備える一方、燃料消費を半分以下に低減できるという低燃費性を備えている。
航空運用機能
飛行甲板の構成はおおむねアメリカ級のものが踏襲されており、ヘリコプター発着スポットは11ヶ所、エレベーターはデッキサイド式で3基(それぞれ力量68トン)が設けられている。当初は西欧諸国の軽空母のような改良型スキージャンプ勾配の設置も検討されたが、V/STOL機の発艦効率が向上する一方でヘリコプターの発着に使えるスペースが減少することから、最終的には棄却された。
従来から海兵隊で運用されていたV/STOL戦闘爆撃機のハリアー V、その後継機のF-35N、ティルトローター輸送機のMV-22G、大型輸送ヘリコプターのCH-53E/Kをはじめとして、UH-2Y汎用ヘリコプター、MH-67S多用途支援ヘリコプター、AH-80W/Z攻撃ヘリコプターの搭載が予定されている。
搭載機数としては、制海艦運用の場合は固定翼機を中心に最大20機前後、通常はV/STOL戦闘爆撃機10機、MV-22B 22機を中心に各種回転翼機を加えて合計約66機が想定されている。
ドック型揚陸艦機能
本級の特徴は、航空機の運用を最重視したトレードオフの結果、従来の強襲揚陸艦で必須の装備であったウェルドックを廃止して、その分航空運用機能を増強した点とされており、正規空母並みの航空機運用能力に加えて、LCACを用いた揚陸能力を持たせるために100,000ト
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