番外編:俺の…子供だと?
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こで育て方を間違えた!!?」
やばい、予想外と言うか、常識的に考えておかしいことを要求してきやがった。
誰だ、こんなことをガキに教えたとんでもない奴は!?
【ごはんは私が泥のお団子を作るね、お水もいっぱい飲ましてあげる】
おい、無自覚に拷問を行おうとしてんじゃねえよ!
それは無邪気にやっていいことじゃねえぞ!!
(あの子は……まさか私達のメシア!?)
(ここからでも感じ取れる凄まじい程のドS力…っ!)
(馬鹿な!私のドSスカウターが壊れただと!?)
(これが格の違いだとでも言うのですか!?)
おいおい、変態達が恐れおののいているぞ。
一体全体、俺とイリナの娘はどうなってんだよ!?
まさか変態に毒されちまったのか!!?
「おい、その遊びはやめて別のに変えろ」
【?】
そう言うと何故かキョトンとした様子で俺とイリナを交互に見つめてくるガキ。
そして口を開いて衝撃の一言を言い放った。
【でもパパは、いつもママをかめさんみたいに縛ってるよね?】
「聞こえねえ! 俺には何も聞こえねえ!!」
嘘だ、嘘だと言ってくれ!?
俺がそんなことをするわけがねえ!俺は変態じゃねえんだ!!
そしてイリナもヤンデレだがドMじゃねえはずだ!!!
だから、これは全て幻聴だ!!!
「い、イッセー君が望むなら私はどんなプレイでもいいよ?」
「やめろ、イリナ!! 俺はそんなプレイなんざ望んじゃいねえんだ!
だから無理するな!!」
「でも私もイッセー君に縛られてみたいなって思っちゃった…」
そう言ってポッと頬を赤らめさせるイリナに思わず寒気を感じてしまう。
まずい…っ!このままだとガキの言う通りにイリナがドMになっちまう!
何としてでも止めねえと!!
「目を覚ませイリナ!!」
「そ、そんな急に……こんな所じゃ恥ずかしいよ、イッセー君」
「余計、面倒くさくなりやがった!?」
俺がイリナの肩を掴んで、壁に押し付けると何を勘違いしたのか顔を真っ赤にして
潤んだ目でそんなことを言ってくるイリナ。
一体俺が何をしたと言うんだ!!?そう思った瞬間だった―――
【パパ!ママ!ケンカはダメ!!】
それは可愛らしい声と共に何もない宙に放たれた
可愛らしい小さな指からのただの何でもないデコピンだった……そう思っていた。
―――ビキッ!ビキビキビキィッ!!
だが実際はデコピンが放たれた先にあった空間には幾重ものヒビが入り、
さらに生み出された衝撃波は俺とイリナの横をスレスレで通り抜けて
いとも簡単に壁を破壊しそのまま全てを破壊しながら突き進んでいき消えていった……。
【仲良く
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