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やってしまったことは、たとえ後悔していても後戻りできない。
翔汰は、その後悔をしていた。

翔汰は、亜紀を抱きしめていた。そして、いつかその日が来るまでとっておくはずだった、
「好きだよ」
を言っていた。

やはり、吹奏楽部の音色が聞こえる。
人気の少ない、技術室棟と北舎の間のトイレ前のことだった。


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