生態系と厨二病
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ッ』
ん?比企谷の声か?
もしかして廊下にいる?
「あの…そう言うわけで…別に由美子の事が嫌だって事じゃないから。
これからも仲良く出来るかな…?」
「ふーん。ま、いいんじゃない?」
「ごめん。ありがと、由美子」
そう言って扉へ向かっていく由比ヶ浜。
俺も丁度弁当を食べ終わる。
「ええ!何でヒッキーがここにいるの!?
もしかして聞いてた!?」
そして急に廊下の方から由比ヶ浜の声が聞こえてくる。
「な、何をでしょう」
「聞いてたんだ!盗み聞きだ!
変態!ストーカー!えとあと、いやもうホントマジキモすぎだから…」
「少しは遠慮しろよ…」
「はぁ?今さら遠慮なんてするわけ無いじゃん!
誰のせいだと思ってんの?バカ」
何なのこの二人。
急にラブコメ開始しましたよ。
もうお前ら付き合っちゃえよ。
「…誰のせいって、そりゃあ…雪ノ下だよな…」
「俺的にはお前のせいだと思いたい」
「うお!?急に現れるな!ビックリしちゃっただろ」
「何なの?俺って怪人か何かなの?
ヒーローによって爆発させられる存在なの?」
「いや、そんなこと言ってねえけど…」
「…慰められたとき、どんな顔をすれば良いのか知らないんだ……」
「…笑えよ」
「(ニコォ…」
「ちょ、こわ、怖いよ…目だけしか見えないぶん怖さ増してるよ…あと怖い」
「お前、そこまで言うか…」
そんな昼休みの出来事だった。
さぁ放課後だ。
今までは直ぐに帰ってバイトへ行くのだが、
今ではもう部室へ行くのが日常化している自分が惨めでかわいそうだ。
はぁ……どっかに百万円落ちてないかな…。
「…ん?何だ?」
「…どした」
「いや、部室前で女子二人が…」
俺が指を指すと比企谷はすたすたと歩いていき、
「…………何してんの」
と、声を掛けた。
「「ひゃっ!」」
突飛な声をあげて驚く女子二人。
と言うか雪ノ下と由比ヶ浜。
「いきなり声をかけないでくれるかしら!」
「悪かったよ…で、何してんの?」
「……部室に不振人物が居るの…」
「はぁ?」
不振人物?
俺…じゃないよな。
だって俺廊下にいるし。
「よし、鳴滝、ゴー」
「いや待て、行くのは構わんが何故俺が抜擢されたかを問いたい」
「ほら、昼の教室でやったようにさ」
「あの時のツクモン、何かいつも以上に怖かったし…」
待て、それは普段から怖いと言っているのか?
やはり笑った方が良いのか?…ダメか。
「分かった。分かったから。
そんな『お前なら出来る!』見たいな目線は
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