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【ONEPIECE】捨てられた人魚は恋をする【七武海×海賊】
王女と海賊団3
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……ここで本当の事を全部話せば


待ち受けるのは最悪な未来だけ、か


……ビビ達のとこに戻らないと


リオ「ごめんお待たせ」


ビビ「結構大事そうな話だったけど大丈夫?」


リオ「うん」


いつの間にか二番隊の隊長がいなくなっていた事に


二人には気付かれないようにそっと小さなため息をついた


ルフィ「そんでお前の名前は何だ?」


リオ「名前?……あぁそうだったね、


私の名前はリ……ア」


ビビ「リアっていうの?」


リオ「うん」


咄嗟に思いついた名前を言うと


二人は嬉しそうに笑った


ルフィ「リアか!よろしくなリア!」


リオ「こちらこそよろしく、ルフィ」


ルフィ「ああ!」


……しばらくはリア≠チていう名前で過ごせるかもね




そしてその日の夜、


恐らくは皆が眠りについた頃


私は一人心を落ち着かせる為に船首に座って海を見渡していた


ジジイが電話で知らせた通りに


夕飯を食べながら色んな事を質問された


何処から来たのか、何処出身なのか


好きな事は何か、嫌いな事は何か


好きな食べ物は何か嫌いな物は何かって……


もう本当うんざりする程に質問攻めをされて。


後は痛い質問も結構されたのに


それでもご飯を食べ終えるまで耐えた私も結構凄いと思う


まあ耐えたせいで今はこんなにグッタリしてるんだけどね


……でもまあ…国を抜けて早数時間、


国で何も起きてなければいいんだけど


大丈夫かなぁ……?


スモーカー以外は誰も私が地上に上がってる事を知らない


ジジイも生きて復讐したいなら絶対に素顔を見せるなって言ってた


……信じる人も慎重に選べって事か


リオ「……会いたいなぁ………あはは」


裏切られたのに、


何で会いたいとか言ってるんだろ


でも…会いたい


会ってまた、声を聞きたい


一目でもいいから見たい


―――そう、思った時だった


「だったら会いに行けばいいじゃねえかよ」


後ろから声が聞こえてハッとした


今の聞かれてたの?


エース「そこまでして泣く理由が分かんねえな」


…何が、そこまでして…泣く理由が分かんない…よ


エース「会いに行けばいいだろ」


リオ「…出来る訳ないでしょ」


私は何としてでも


あの人達に復讐するまで会いに行くわけにはいかない


負ける訳には行かないの



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