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大陸の妖精
・Original Episode 1・
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アルトが差し出されたケーキをフォークで受け取ろうとする


しかしフォークを突き刺そうとした瞬間、ミラの差し出すケーキが後退する


アルト「あれ・・・くれないの?」


ミラ「せっかくだから、あーん♪」


アルト「えーっ!?」グモーッ


楽しそうに再びケーキを差し出すミラ


アルトは仕方ないと言わんばかりの表情でそれを食したのであった










―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――



アルト「ただいまぁー・・・」


ミラ「ただいま、皆!」


満足そうな表情のミラと少し疲れた様子のアルトがギルドに帰還する



ルーシィ「あ、おかえりー二人とも!」


エルザ「街に出ていたそうだな」


するとルーシィたちが出迎えてくれた



ナツ「ずりぃーぞ、アルト!俺も連れてけよ!!」


キズだらけのナツがアルトに抗議する


恐らく傷の原因は今朝のグレイとの喧嘩だろう



アルト「いやだって・・・ナツ、その時グレイと喧嘩してたから」


ナツ「出掛けると分かってりゃ、グレイなんかすぐにぶっ飛ばしたのによォ!!」


グレイ「よく言うぜ、返り討ちにしてやるよ」


ナツと同じく、傷だらけのグレイがアルトたちに近づく



アルト「それで、今回はどっちが勝ったの?」


ナツ「そりゃおめェ・・・」


グレイ「聞くまでもねぇだろ」



ナツ・グレイ「「俺だ」」



見事に台詞がシンクロした二人は睨みあう


数秒の沈黙の後、二人はいつものように殴りあった



ナツ「俺だろ!変態野郎!!」


グレイ「俺だっつってんだろクソ炎!!」


二人は再び喧嘩を始めた



ミラ「ふふっ、ナツたちはいつも通りね」


アルト「あーあ・・・聞かない方が良かったか」


アルトはいつも通りカウンター席に座る



ミラ「甘いもの食べた後だし、コーヒーでも飲む?」


カウンター席越しに立つミラがアルトに話しかける



アルト「うん、あんま苦すぎるのはやめてくれよ」


ミラ「はいはーい!」


それから間もなく、アルトの目の前には砂糖がたっぷり注がれたエスプレッソが置かれた



ミラ「今日はありがとねアルト、とっても楽しかったわ♪」


アルト「そうだね・・・また二人でどこか出掛けようか」


ミラ「あら、アルトから誘ってくれるなんて嬉しいわ!」


アルト「今日はミラさんの荷物持ちでしか無かったからな、次は
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