プロローグ
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れないものと誰もが思ったが。
ISの作成者である、『篠ノ之束』が、各国にISコアを配布したのだ。
これによって、ISは普及したのだが。
篠ノ之束は、ISコアを467個作った所でそれ以上作成することを拒否、姿をくらませた。
それにより、篠ノ之束は現在、国際指名手配されている。
それはともかく、欠点の話に戻ると。
もう一つの欠陥は、重大という事を超えて致命的ですらある。
それは、『女性しかISを動かせない』事。
男性が搭乗しても全く反応しないのである。
その為、各国は次期の国防力となりうるISの搭乗者である女性を優遇する制度を打ち出した。
その結果が今の風潮である、女尊男卑。
つまり、『女性が上、男性は下に』という考えなのである。
そんな世の中、男は肩身の狭い生活を強いられるのである。
さて、彼らに視点を合わせよう。
今、真也と呼ばれた少年が向かっている先は、14時からあるIS展示会。
男には使えないISの展示会に向かっている理由は、真也の中で騒ぐ存在である。
数日前に遡る。
「ふーん。『埼玉でIS展示会開催』・・・ねぇ。
特に関係はないかな・・・?」
『お?ISのシュミレーターがあるらしいな』
『どうせ男には使えないんですし、行く必要はないでしょうよ・・・』
『ISで射撃体験もできるらしいぞ』
『行きましょう』(`・ω・´)
「ちょっと待って!行く気ないから!」
『ならば多数決!行きたい奴!』
ノ×2
『俺と射羅だな!じゃあ行きたくない奴!』
ノ×1
『真也だけ!決まりだ!』
「待って!固娜がまだ投票してない!」
『そんな事よりお昼寝したい』
『結果がでた。賛成2票、反対1票、棄権1票!てなわけで行け!』
「あー、体がダルイー」
『誤魔化しは聞きませんよ』
「・・・真面目な話行きたくない」
『なんかあったら俺がぶっ飛ばしてやるよ』
「明らかに警察に補導されるから嫌だ」
そんな訳で、真也は展示会に行くことになったのだ。
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