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IS レギオン
第10話
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嶺は、優雅に落ち着きを持ってかわしたが、
 「あら、もう終わりですか」
と言ったが、アシガラは、
「何寝ぼけて、やが...」
と言おうとしたが、その瞬間今まで展開していたクライン・フィールドがすべて綺麗に真っ二つに切断され、アシガラが着ていた服にも一部が綺麗な切込みがあり、それを見たアシガラが、
「お前何をした?」
と質問した後、高嶺は『鬼纒』を解き、
「貴方がぶつかりそうな時に躱しながら鎌で切り刻んだのよ」
と言った。

 「俺の負けだ。さっきは言葉が過ぎた。済まなかった、許してくれ」
とすべてを理解したアシガラがきちんとした姿勢で謝罪の言葉を述べた後に、最敬礼をした。
「分かったなら、良いのよ。でも、周りには注意しましょうね」
と優しく述べた後、二人は握手した。

 「でも,もう少しやりたかったな」
「あら、何をやりたかったのかしら」
とアシガラが、ボヤきながら言ったが、同僚のナチが隣に来ており、質問した。

 その後、ナチがアシガラを拘束し、人混みに消えたが、アシガラが、
「許してくれ、ナチ、頼む」
「あら、何かしらアシガラ」
と言った後、アシガラの絶叫が響いた。

 「さて、千冬ちゃんも反省してね」
とその喧騒の中、高嶺が優しく言ったが顔は笑っていなかったが。
「はい」
と観念したような声で千冬が言った。
 その後、高嶺に大層怒られた千冬は、暫くの間は、随分と落ち込んでいた。千冬曰く、
『触らぬ神に祟り無し。死人の口無し。』だそうだ。ただ、高嶺曰く、「少し怒りすぎたので、千冬には、済まない事をしたわ」だそうだ。

 一方の一週間前の国際演習の射撃訓練及び観艦式に向けての各国の艦隊が最終確認の為に独自にハワイ沖周辺での訓練をやっていた。また、周辺の無人島でも複数の国家の陸上軍が合同での揚陸訓練などをやっており、茂も同じく陸自内の指揮系統のチェックを指揮していた為に円谷家及び織斑姉弟から少し離れていた。しかしながら、この一週間に様々な催し物が開催された。

 例えば、ダンスパーティーが開催され、イギリス・フランスの合同会社の幼い令嬢が初出場し初優勝したり、一般人全員参加型のクイズ大会とかが開催され、ハワイ諸島全島がお祭り騒ぎになった。また、その時のハワイ諸島での犯罪率が激減したのもある種の特徴であった。

 そして、一週間後。

 その日は、良い天候にも見舞われて、各国の国家元首や領事館員が多数出席し、また、その日はハワイ諸島周辺及び領空・領海の立ち入りが禁止され、物々しい警戒態勢を取っていた。

 その頃、

 簪と束が戦闘していた島の地下では、機械的な近未来的な工作工場が出来ていた。

「いよいよ、お初魅せだね。箒ちゃん。気分はどう?」
と、前の戦闘での最後で簪に
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