第9話
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これで邪魔者が一人消えた。でも、もう少ししてからでいいや。もっとたくさんの子供たち(ギャオス)を増やして進化させないと、後10年位かな?その後、いよいよ復讐の始まりだよ。ふふふ、うれしいなあ、楽しみだなあ、お姉ちゃん待っててね。最後に殺してあげるよ」
と狂気の笑みを浮かべながら、触手の間から膜を出していき、ギャオス達と共に空に上がった。天には、怪しくも赤く光る満月が照らし出されていた。
静かな風が、この殺戮があった場所にフラリと靡いていた。その静けさがある木々の間の月光が差し込んだ影から一人の少女が現れた。
「姉さん」
と影がうまく差し込まれており、顔がよく見えないが、その少女が次に喋った言葉があった。
「そろそろ、死んだふりを止めない?」
と
さて、ここで少し時間を遡って行きたいと思う。時間は約半年前に遡る。
場所は、日本国政府直轄極秘部署某所特殊生物対策室
古来から、日本国および世界各国で報告や発見があるUFO「Unide ntified Flying Object」(アンアイデンティファイド・フライング・オブジェクト)やUMA(「謎の未確認動物」を意味する Unidentified Mysterious Animal)と言った物体または、生物に対して各国政府及び機関が極秘裏に回収研究するために創設された部署であり、それを知る関係者は、各国でも一握りしか居ないとされる。
さて、ここ日本でも、そのような研究、分析などを行う部署があり、そこの大会議室に集まった関係者の中には、ある少女の姿があった。
「さて皆様初めまして。私が、第十七代当主更識 楯無と申します。先代の楯無は不慮の事故により死亡した為に私が今回特別に第十七代「楯無」の名をいただきました。これからわたくしは、日本の為、政府のため全力で任務に当たらせて貰います。若輩者ですがどうかよろしくお願いします」
と楯無が言った後に綺麗なお辞儀をした後にゆっくりと席に着いた。其処にいた他の関係者たちは、口々に
「まだ若いですな」
「これから、あの者が日本を陰で支えるのか、心配だ」
「ほう、この者出来るな」
と心配や期待などを口々に囁きあった。
「分かりました。では、楯無さん此れから精進を重ねながら、頑張ってください」
と議長席に座っていた初老の男性が楯無に対して、期待する様に優しく声をかけた。
「はい、分かりました」
と楯無は立ち上がり、議長の目を見据えながら、お辞儀をした。
「さて、此れから今日の本題に入ろうと思う」
と議長の声が少し緊張しているかの様に声のトーンを下げた。その瞬間、会議室に異様な緊張が走った。
「さて、手元の報告書にあったようにまた、謎の生物による襲撃があった。詳しくは、特殊事件・事故捜
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