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アクセル・ワールド 〜赤龍帝の拳〜 (更新凍結中)
第四話 現在の立ち位置
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、おい。なに勝手に自己完結してんだよ。」

姫はもう一度コーヒーを飲む。

「説明をする前に、色々と話しておかなければならない事がある。」
「おおそうかそうか。だから俺の質問には意地でも答えないと。そーゆーアレですかね?」
「ふむ。まあ、取り方によってはね。」

あははははは〜、と、和やかな笑いが流れる。だがしかし!そんなんで俺の怒りを鎮められると思ったら……

「では、早速本題に入るとしよう。」

カチッ

直結されました。怒るに怒れねえじゃないですか…………

それから聞いたのは、これまでのこと。

俺がいなくなってから、姫がレッドライダーを殺したこと。

その後、皇居の四神に挑戦したことにより、俺たちの。もとい姫のレギオンは、全滅したこと。

その時、メンバーの一人は俺と同じく、レベルドレインを食らったこと。

そして、今の加速世界は、停滞状態にあるということ。

『馬鹿げてるな……』

ポツリと直結したまま、俺は言った。
その時、姫はいつものような余裕の笑みを浮かべた。

『君なら、そう言うと思ってたよ。』
『いや、そう言うしかないだろ……』

なにを言うと思ってたんだよ。それしか言うことないだろ。
こっちの気持ちを知ってか知らずか、姫はおもむろに口……なのか?それを開いた。

『私は、君に嫌われると思った……』

…………………なんで?
心底疑問だった。なぜ俺が姫を嫌うのだろう?

『その……ライダーとは、親友だったのだろう?』

ん?ああ。そういえばそうだったかも。

『確かに親友だったかもな。同じ赤系列だったし。』

でも、と人置き入れる。

『加速世界は……まあ、言いたかないけど、結局は弱肉強食の世界だろ?』

だから、ライダーが負けたのは当人の力不足。油断したかもしれないし、不意打ちだったかもしれない。
しかし、それは姫の所為ではない。

『俺だって、いつ消えるか分からない身なんだ。だから、その、うまく言えないけど、俺は君を責めることなんて出来ないし、するつもりもないよ。』

だって俺は……

と、先を言おうとしたがやめた。ここからはまだ言うべきではない。

『えっと、それで?なんか他にも話すことあるんだろ?』
『ん?ああ。そうだな。話を戻そう。』

姫はもう一度コーヒーを飲み、姿勢をただした。こうして見ると、やはり彼女は育ちのいいお嬢様というイメージが、強くなる。
重要そうな話なので、俺も一度オレンジジュースで、喉を潤す。

『端的に言えば、私はリアルアタックの恐れがある。』
『ブッフううううううううう??』

思わず口に入っていたオレンジジュースを吐き出す。

リアルアタックとは、加速世界だけで
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