九校戦編〈下〉
九校戦四日目(5)×ほのかの波乗りと名無しの力本領発揮
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にいた。上空五千フィートで、逆さのような感じで狙撃の構えをしていた。五千フィートは千五百メートルだから1キロと二キロの間にいた。そこには落下しないように、ISを纏っていた桜花と結衣がいた。もちろん全身装甲となり顔を隠していたけど、名無しは風術で身体を逆さのまま固定し足を風の塊のとこに立たせている状態だ。
「まさかこうやって地面を見るとは思わなかったが、これはこれでいいだろう。現代魔法なら飛行術式だと思われるが違うし、司会者の沙紀、こっちは準備完了だ」
そして会場では、ランプが全て点った瞬間に有効範囲エリアに紅と白のクレーが入る時には、紅色のクレーが粉砕されていた事に驚く森崎。アイツは早撃ちが得意だそうだが、こちらとはレベルが違うようなもんだ。そして次々と紅と白が放たれるという瞬間に目でも追えないほどの速度であっという間に粉砕した紅のクレーは百個のを粉砕し終えたので名無しの勝ちとなった。森崎はまだ50だったのに、狙撃速度が違う事でチームメイトの活躍でやる気を出していたはずなのに、同じ一高選手に負けた。
「おいおい、森崎を瞬殺したとは一体どこで狙撃をしているんだ?」
「分かりません。先程の深雪さんの説明だと分かるんですが、今回は紅と白の同時ですので予選の手は無いと思われますが」
「さすがのリンちゃんでも分からないとなると、こちらもお手上げだわ」
「今度はどんな仕組みでやったんだ?こっちから見たら秒殺のようなKO勝ちだったな」
「僕にも分からないけど、精霊魔法を使う僕でさえね。彼は精霊術師だからそれをフル活用していると思ったんだけど」
「あたしも分からないなぁ〜。深雪!」
深雪に振ったエリカだったが、まだ教えない気でいたために決勝が終えてから教えると言ったので視線を前方に向けたら、ここにはいないはずの三高の吉祥寺がいたのだった。彼は別の会場でやっていたはずだと言った会長達だったが、わざわざこちらに来させたと深雪が言ったので本当の決勝が始まると思ったらしい。
「精度はまだまだイケるな、もう少し高度を高めるか。それといつまでも逆さだと頭に血が上る」
「どこまで行きますか?最大射程は私達だとISならどこまでもいけますが、隊長が持っているのは一見小銃形態の汎用型ですがホントはトリガーメモリを入れたライフルなのでは?」
「その答えはハズレだな、さてと三キロまで上がるか」
そう言いながら地上では少し待てと言ってから、一旦上空に立っている状態から更に上がっていく。成層圏までまだだが、空気は薄くなっているはずなので風術でこの辺りだけは地上と変わらずなとこにしてから、また逆さ向きにしてから狙撃態勢になった。トリガーメモリを入れているとそれは反則なので、目をスコープのようにしてから真上から見たクレーがあると
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