九校戦編〈下〉
九校戦四日目(5)×ほのかの波乗りと名無しの力本領発揮
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決勝トーナメントに出るためにな」
そう言った後にほのかは、雫と共に着替えに行った後に深雪と一緒に待っていた。そしてほのかが制服姿に戻ったところで、急いでスピード・シューティング会場に行って席を探していたらエリカ達と会長達がいたのだった。会長はほのかに予選突破おめでとうと言っていたが、分身体である一真は深雪と共に来たはずがいつの間にかいなくなっていた事に気付くほのかと雫だった。
「会長も名無し様の試技を直接見に来られたのですか?」
「そうよ、だって予選でも分析が得意なリンちゃんでさえ分からず仕舞いだったから」
「そう言う事だが、一真君はどうしたんだ?」
「それだったら本体と合流致しましたよ?決勝トーナメントからのハンデは予選とは大違いなものですから」
予選ではどんなハンデだったのかも知らされてなかった会長達にエリカ達だったから、事前に知っていた深雪から語られたが予選ではここから遥か1キロ先にあるところから狙撃をしたのだと言ったらあり得ないハンデだと言った渡辺先輩は思った。深雪曰く俺のハンデは予選では生温いハンデだったと言っていて、予選ではどういう風に狙撃をしたのかを市原先輩が言ったので深雪は静かに語る。
「予選では一キロ先にある屋外演習場からここまで狙撃するのは、普通なら無理ですが名無し様ならあり得る事ができます。空中にある有効範囲エリアから地面にクレーの影が出現したら、小銃形態の汎用型の引き金を引きます。引いた後にクレーは粉砕されてますが、エレメンツは地と風と光を使った事です」
「予選の時は太陽光から影が出来た時に、粉砕されてたって言ってたけど、その言い方じゃあ違うようだねぇ〜」
「エリカの言う通り、ただ影を粉砕したからじゃないの。クレーがエリア内に入る時に地面全体にセンサーであり、クレーが射出されたという事を風で知りそして光の弾である光弾で一キロ先から狙撃が出来たのです。光の速さは伊達ではありません」
「なるほど、だからこちらでは影が粉砕されていると錯覚をしたのですか。それなら納得いきますが、名無し君は決勝でもその戦法で行くのですか?」
そう言った市原先輩に、深雪は首を横に振ったのだったけどまもなく始まる決勝トーナメントでは一高選手はあの森崎だけだった。最初に森崎と試技した後に吉祥寺をこちらに来させる算段だと言っている。既に三高が優勝を果たしたと言っていたが、それは準決勝だと告げられた吉祥寺は渋々こちらに来る事となる。
『さてそれでは、蒼い翼特別推薦枠である名無し選手は既に準備完了だと言ってますが、森崎選手の準備も整ったようですので始めたいと思います』
相変わらず森崎は白のクレーを撃つために白の立ち位置にいるが、紅のクレーを撃ち落とす名無しの姿がないがどこにいるかというと遥か上空
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