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鎧虫戦記-バグレイダース-
第18話 これはカマキリですか?
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豪さんッ!」

雨は必死にカマキリ型に叫んだ。

「どうしたんだ急に?」

アスラは誰に対するものでもない質問をした。

「ギィィィィィィィィィィィィィァァアァァアアアァァァアアァァアァァ!!」

カマキリ型は大声を上げた。

「あああぁああぁぁぁあああああぁぁぁあああぁぁあああああぁぁぁぁ!!!」

雨はそれを聞いて涙を流した。

「‥‥‥‥‥‥‥戦ってる」

彼女はつぶやいた。

「豪さんが‥‥‥‥‥‥戦っています!」

彼女は全員に呼びかけた。

「早く‥‥‥‥早く助けないと!!」

全員は雨に呼応した。

「あぁ、分かった!!」


?盛り上がってるとこ悪いねぇww?
「なッ!!!?」

カマキリ型の方から突然声が聞こえた。
全員はカマキリ型の方向を見た。しかし、そこには誰もいなかった。

「一体誰が‥‥‥‥?」
?こっちこっちww?

全員は声を出している者の正体に気付けずにいた。

?豪くんの中からって言えば分かるかなぁ??
「ッッ‥‥‥嘘だろ‥‥‥‥‥ッ!?」

全員は信じられなかった。だが、どう聞いても
その声はカマキリ型から、そう豪の中から聞こえて来ていた。

「誰だお前はッ!!」
?そこの元将軍なら知ってんじゃないの??

謎の声はこう言った。
迅は目を開いた。眼光から禍々しい雰囲気を感じた。

「‥‥‥‥‥ディーンか」
?そーそー大正解ww?

迅は鋭い目つきでカマキリ型を睨んだ。

「相変わらずのクソ加減だな」

ディーンは笑いながら言った。

?クソはひでぇなwwだが、俺はお前の方がクソ野郎だと思うぜ?
 ″庶民″の出のくせして裏切りやがった最低の男がよぉ?

迅は鼻で笑った。

「お前も″貴族″の出のくせして喋り方がなってないな」

ディーンは笑い始めた。

?そんな事よりよぉ、大丈夫なのか?このままじゃコイツ死んじまうぜ??

カマキリ型は頭を押さえるような動きを見せている。

「ああああぁああぁぁぁああああぁぁぁぁぁアアアアァァァァァァアアアアアア!!!」

カマキリ型は大声を上げた。

「ギィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィ!!!」
?俺の一手間でホラ、こうなる?

完全に再び呑み込まれたようだ。
迅は歯ぎしりをした。

「厄介な能力だぜ‥‥‥‥」

マリーは迅に訊いた。

「ディーンって人はどんな能力なの?」

ホークアイも話に割り込んだ。

「そうだよ迅さん!よっぽど憎んでる相手なんだろ?」

迅は少しの間、黙り込んだ。

「‥‥‥‥‥‥‥‥‥″ポゼス″だ」
「えっ?」
「はっ?」


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