第一章
str3『第一層の地でA』
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にどうあがいても絶対に勝てない相手なら地よりもなお濃いダーククリムゾン。コボルドロードの色は、半ば黒に近い赤か。現在のレベルである14では、一人で相手をして勝てる相手ではないだろう。
だが、このボスと戦う時、自分は一人ではないのだ。
「よし、確認した! みんな逃げるぞ!!」
ディアベルが叫び、彼のパーティがボス部屋から離脱する。
「グロォォォォッ!!!」
逃げる獲物を逃がすまいと、コボルドロードが斧を抜き放った。武器もβ時代と変わらない。最後のHPバーが半分を切ると、あれを湾刀という曲刀カテゴリの武器に変更するのだ。それが最初に設置されている位置は、彼の腰の後ろ――――
「……?」
「どうしたの?」
「……いや」
何か――――違和感を、感じた様な。
クロスはもう一度ボスに目を凝らすが、疑問の正体はよく分からないままだった。
結局、クロスとシャルは、そのままディアベルたちの背後に続いて、第一層のボス部屋を出たのであった。
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