第7話
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それを見た束は、にやりと不気味な笑みを浮かべ、首元に掛かっていた赤い宝石をいじりながら、
「さあ、始まりだよ」
と呟いた。
暫く箒は、IS(試作型)を身に着けて大空を自由に飛行していたが、束が箒に呼び掛けた。
「箒ちゃん、そろそろ戻って来て」
とIS内に内蔵されたデータ通信ネットワーク(試作型)の通話機能から束の声を聴き箒は、
「分かったよ、姉さん」
と返事をして、束の元に戻りISを解除した。
束は、箒のもとに駆け寄り、感想を聞いた。
「ねえねえ、箒ちゃん、どうだった?楽しかった?」
と無邪気に聞いて来て、箒は、今の経験が本当に起こった事なのか,ぼんやりとした頭を如何にか稼働させた。
「ああ、今の経験は本当に今起こった事なのか?姉さん?」
と聞いた。
「うん、そうだよ。それにしても箒ちゃん初めてなのに上手だったね。束さんビックリしちゃった」
と無邪気に返答した。
そして、そろそろ家に戻ろうとした時に束がふと、箒に話しかけた。
「そうだ、箒ちゃん、今度剣道の試合があったよね。束さん見に行くよ」
と話したのを箒はビックリしながらも
「ありがとう、姉さん」
と感謝した。その時、束は、首元に掛けてあった宝石を箒に見せた。箒は、最初見た時から、なぜか頭の中から欲望や願望が沸々と湧き上り、次の試合は優勝してやるという気になってきた。
「そういえば、姉さん。何時頃、この発明を発表するのだ?」
と箒は、疑問に思った事を聞いてみた。
すると束は、宝石を戻しながら、
「うーん、まだいろいろと手直しやら、設定やらがあるからまだ先だね。でもでも、この天才束さんは一年後位を目途に発表するよ。その時、箒ちゃんにも手伝ってほしいけどいいかな?」
「私で良ければいいぞ」
と返答した。
そして、一年後。
その間、それぞれの思惑や活動が交錯した。
フランスのある少女は、友達に呪いを貰い全身に「蛇」が巻かれたが、ある特殊な日本人によって、呪いを返され、元気になった。しかしながらその「蛇」は、友達に戻っていった。
ドイツのある少女は、ドイツのある地方で起きたバイオハザードに友達と巻き込まれたが、獅子奮迅の活躍をして友達と共に生還した。
イギリスのある令嬢は、ある日無機物生命体と出会った。その生命体は、無邪気に『カーニバルだよ!』と子供っぽく懐かれたが、その生命体は、単体でも恐ろしい力を秘めていた。
台湾のある少女は、ある日本の有名アイドル達と友達になり、親交を深めた。そこの社長曰く「もう少し早ければスカウトしていた」そうだ。
日本に住むある少年は、ある生物との融合後、力や能力を使いこなす為に義理の母に様々な訓練を受け、自分の力や能力の活用を制御できるようにな
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